税金や公共料金のバーコード付き振込用紙の場合、コンビニで支払うことが可能です。
中でもセブン-イレブンでは、現金だけでなく「nanaco」での支払いができます。
現金払いでは口座引落しに比べて手間がかかるだけで特にメリットはありませんが、
nanacoでの支払いの場合、nanacoへのチャージを一部のクレジットカードで行うことにより、
クレジットカードのポイント還元分だけ、実質的に税金を割安で納めれることになります。
自営業者だけでなく、サラリーマンの方でも振込用紙で納めることが可能な税金はいくつかあります。
国民年金、国民健康保険、住民税(特別徴収)などは通常、給与天引きとなっていますが、
固定資産税、自動車税、軽自動車税、普通徴収の住民税、などは個別で支払っているはずです。
また、不動産取得税など、高額な税金も自治体によってはコンビニ振込用紙を発行してもらうことが可能なので、一度問い合わせてみる価値はあります。この場合、記事内で触れますが振込用紙1枚あたり25万円以下にしてもらうことがポイントとなります。
他にも電気料金、ガス料金、水道料金、などの公共料金も振込用紙での支払いが出来ますが、
これらは基本的に直接クレジットカードでの支払いが可能です。
ただし、一部のクレジットカードでは公共料金の支払い分がポイントやマイル付与の対象外になっていることもあるので、その場合はnanacoへのチャージとどちらがオトクか確認してみた方が良いでしょう。
この記事では、nanacoチャージの基本的な流れ、ルールと、支払額に応じたチャージ方法を紹介します。またnanacoチャージでポイントやマイルが貯まるクレジットカードも紹介します。
nanacoクレジットカードチャージの基本的な流れ
nanacoカード利用の場合
STEP.1 nanaco会員メニューでクレジットカードの事前登録 [初回のみ]
>> 24時間経過後
STEP.2 チャージ金額の申込み・受取り
STEP.1 nanaco会員メニューでクレジットカードの事前登録 [初回のみ]
パソコン・スマートフォンの nanaco会員メニュー にログインのうえ、クレジットカードの事前登録を行ってください。
nanacoチャージでもポイントが付くクレジットカードはこちら
※ nanacoカードは入会から10日後にクレジットカードの事前登録が可能となります。
STEP.2 チャージ金額の申込み・受取り
チャージ後、セブン-イレブンなどのレジや、セブン銀行ATMで残高確認をして受け取ることが可能になります。レジでは、残高確認する旨を申し出ればOKです。
nanacoモバイル利用の場合
STEP.1 nanaco会員メニューでクレジットカードの事前登録 [初回のみ]
>> 24時間経過後
STEP.2 チャージ金額の申込み・受取り
STEP.1 nanacoモバイルでクレジットカードの事前登録 [初回のみ]
※ nanacoモバイルは新規入会・機種変更から4日後の朝6時以降に事前登録が可能です。
STEP.2 チャージ金額のお申し込み・お受け取り
1枚のクレジットカードで同時に登録できるのはnanaco1枚とnanacoモバイル1台まで
文字通りのルールで、1枚のクレジットで同時に登録(紐付け)できるのはnanacoカード1枚と、モバイルnanaco1台が上限となります。
“同時に” というところがポイントで、複数枚のnanacoを使って高額の支払い(上限25万円)をしたい場合は、登録解除と別のnanacoへの再登録を行う必要があります。詳しくは後述します。
iPhoneはnanacoモバイルに未対応
スマホで利用するにはAndroidのおサイフケータイ対応モデルである必要があります。
クレジットカードでチャージができる金額
チャージ上限額 | 50,000 円 |
---|---|
1回のチャージ可能額 | 5,000 円以上 1,000 円単位で 30,000 円まで |
クレジットカードでの扱いはショッピング1回払いとなります。通常だと上記の通り50,000円までとなりますが、後述するテクニックを使うことで1枚のnanacoに10万円のチャージすることも可能となります。
※ケータイ版nanacoモバイルアプリの場合は29,000円までとなります。
クレジットチャージの利用制限
利用金額 | 1ヶ月 20 万円まで |
---|---|
利用回数 | 1ヵ月 15回 / 1日 3 回まで |
※1ヵ月の基準:月初(1日)~月末(各月末日)まで
※1日の基準:0:00AM~23:59PM
上記はnanaco1枚についての制限となります。
※チャージ額の変更・払戻しはできません。
※nanaco機能付きクロネコメンバーズカードなど、一部クレジットチャージが利用できないnanacoもあります。
※携帯電話の機種変更をした場合、クレジットチャージが再度利用可能になるのは、新しい機種への引き継ぎを完了した翌日の5:00AM以降となります。
nanacoでの支払い上限額、上限回数
支払い上限回数 | 1支払い 5回 まで |
---|---|
支払い上限額 | 1回 25 万円まで(5万円 x 5回) |
実際の支払い時にはレジにて5万円づつ確定(精算)させる必要があり、5万円 x 上限の5回 =25万円が上限となります。この5万円というのは下記で説明する「カード内残高」が関係します。
「センター預かり」と「カード内残高」
nanacoのチャージで理解しておきたいのが、チャージ残高は「センター預かり」と「カード内残高」の2段階になっているという点です。それぞれが5万円まで、合計10万円まで残高として入れることが可能です。
チャージした額は、一旦「センター預かり」に入ります。このセンター預かりに入ったままでは利用することはできません。
そこで「残高確認」を行うことによって「カード内残高」に移行させます。カード内残高に移行することによって初めて利用することが可能になります。
残高確認はセブン-イレブン、イトーヨーカドーのセブン銀行ATM
残高確認はセブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置されている「セブン銀行ATM」で、あるいは店舗のレジで残高確認をお願いすることによって可能になります。
WEBやアプリなどで出来ないのが不便なのですが、店舗にて実施する必要があります。
nanacoはチャージ可能額が通常は5万円となっていますが、少し工夫をすると25万円までチャージすることが可能です。つまり25万円までの税金をnanacoで支払えるということです。
ただし、nanacoモバイルではアプリで残高が可能ですので、いちいちセブンイレブンなどに出向く必要はありません、
今まで述べてきたルールを踏まえて支払額別に手順を追っていきます。
支払額9万円まで:nanaco1枚、1日で完了
- ① 1回のチャージ額上限は3万円なので登録しているクレジットカードで3万円チャージします。この時点ではまだセンター預かりに入っています。
- ② セブンなどで残高確認を行い、カード内残高に3万円を移行させます。
- ③ さらに3万円チャージします。
- ④ 再度残高確認を行いますが、カード内残高は5万円までなので2万円のみ移行が可能です。
- ⑤ 3回目、3万円のチャージを行います。
これで残高合計9万円となりました。クレジットカードチャージは3回/1日までという上限があるので、1日ではこの9万円が上限です。
支払い方法
仮に9万円の税金の支払いと仮定します。レジで「nanaco」で支払う旨を告げて、
- 5万円分支払った時点で、一旦「確定」をお願いする
- “保留をして残高確認” をお願いする
- センター預かり4万円分がカード内残高に移行し、一旦レシートが出てくる
- “保留解除して残額の支払い” をお願いする
- 残りの4万円をnanacoで支払う
これ以降の項目で説明するnanaco支払いの手順もこの流れが基本になります。
慣れていないレジの人だと少し戸惑うかもしれませんが、その場合はこちらで手順を説明してあげれば大丈夫です。
支払額10万円まで:nanaco1枚、2日で完了
- ①3万円チャージ
- ②2万円をチャージ
- ③残高確認で5万円をカード内残高に移行(1日目終了)
- ④3万円チャージ
- ⑤2万円をチャージ
1日目に3万円 x 3回で9万円までチャージし、2日目に残り1万円チャージをしてもOKです。これでカード内は10万円で満タンになりました。
支払い方法
10万円の税金支払と仮定します。nanacoで支払うことを告げ、先と同じようにな流れとなります。
- 5万円分支払った時点で確定
- 残高確認をお願い(センター預かり5万円が移行)
- 残りの5万円を支払い
支払額18万円まで:nanaco1枚、2日で完了
合計で2日必要ながらも、⑥番以降の手順をレジでスマホ片手に行うことにより、支払い自体は一度で完結させることが可能です。
- ①3万円チャージ
- ②残高確認
- ③3万円チャージ
- ④残高確認
- ⑤3万円チャージ(1日目ここまで)
- ⑥9万円支払い
- ⑦3万円チャージ
- ⑧残高確認
- ⑨3万円チャージ
- ⑩残高確認
- ⑪3万円チャージ
- ⑫残りの9万円支払い
支払い方法
要は9万円チャージした上で、翌日レジにて支払い時に同じく9万円チャージを繰り返して18万円まで支払うということです。
- 9万円チャージした翌日、レジにて9万円支払い(5万円+4万円)で一旦確定
- スマホでその場で⑦3万チャージ
- レジにて残高確認のみお願い
- 再度⑨3万円チャージ
- 再度レジにて残高確認
- ⑪最後の3万円チャージ
- 残りの9万円を支払い(5万円+4万円):合計18万円支払い
この方法はレジで素早くチャージを繰り返す必要がありますので、レジが空いている時間帯に、またレジのスタッフも顔なじみ等のnanaco慣れしている人を選んでお願いした方が良いでしょう。
支払額25万円まで:nanaco2枚、4日で完了
先に触れた通り、nanacoでの1回の会計では5万円 x 5回の25万円が上限額となります。
18万円〜25万円の支払いを一度に行うにはnanacoが2枚必要となり、下記の2通りが考えられます。*nanacoモバイルが使える場合は、nanaco1枚とnanacoモバイル1台があれば可能です。
- クレジットカード2枚でnanaco2枚へそれぞれチャージ
- クレジットカード1枚でnanaco2枚へ分けてチャージ
前者のクレジットカードを2枚使用する場合は、nanaco2枚へそれぞれチャージするだけなので、今まで紹介してきたチャージ方法を組み合わせれば特に問題はありません。
一方、後者の “チャージするクレジットカードを1枚だけにしたい場合” は少々手間がかかりますので、手順をよく把握しておく必要があります。
特に高額な税金を振込用紙を支払う場合、役所 や税務署などにお願いして1枚の振込用紙の金額を25万円以下に分割してもらうことがポイントとなります。対応の可否は自治体により異なるようです。
もし25万円を上回った場合、超過した分は現金で支払うことになります。
クレジットカード1枚でnanaco2枚にチャージする
クレジットカード1枚でnanaco2枚にチャージをする場合、
というルールが立ちはだかります。
そこで2枚のnanaco(AとB)とした場合、nanaco Aでのクレジットカード登録を解約後、nanaco Bで登録し24時間経過後からチャージが可能となります。
チャージ方法、支払い方法は今まで上で紹介したものを組み合わせることになり、下記のような流れになります。2枚のnanacoをAとBとします。*センター預かり、残高確認の手順説明は省いています。
- ①Aに9万円(3万円 x3回)チャージ
- ②Aに更に1万円チャージ
- ③Aでのクレジットカード登録を解約
- ④Bでクレジットカードを登録
- ⑤Bで9万円(3万円 x3回)チャージ
- ⑥Bに更に1万円チャージ
- ⑦A、Bを持参し、Bで10万円支払い
- ⑧Aで10万円支払い
- ⑨レジにてBに残り5万円チャージ(2+3万円)
- ⑩Bで5万円支払い
A:10万円+B:10万円+5万円=合計25万円となりました。
高額な税金を支払いたい場合、nanaco1枚あたりクレジットカードチャージの上限額が20万円/月となることには注意をしましょう。
nanacoチャージでもポイント、マイルが付与されるクレジットカード
ただ単にnanacoチャージをするだけであれば、本人認証サービスに対応しているクレジットカード(VISA、Master、JCBブランド)でチャージは可能です。多くのクレジットカードでは、nanacoチャージがポイントやマイル還元の対象外となっていますが、
nanacoチャージでも、ポイントやマイルが付与されるクレジットカードがいくつかあります。
振込用紙での税金支払い額が多い方は、ぜひこの機会に見直して、少しでもオトクに税金を納めましょう。
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リクルートカード | Yahoo! JAPANカード | 東急カード | ファミマTカード | セブンカード・ プラス |
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年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 1,000円 初年度無料 | 永年無料 | 500円 初年度無料 |
家族会員 年会費 |
永年無料 | 永年無料 | 300円 初年度無料 | なし | 200円 初年度無料 |
還元率 | 1.2 % | 1.0 % | 1.0 % | 0.5 % | 0.5 % |
入会資格 | 満18歳以上の方 (大学生可) |
満18歳以上の方 (大学生可) |
満18歳以上の方 (大学生可) |
満18歳以上の方 (大学生可) |
満18歳以上の方 (大学生可) |
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旅行傷害保険 最高補償額 |
海外旅行:2,000万円 国内旅行:1,000万円 |
なし | 海外旅行:1,000万円 国内旅行:1,000万円 |
なし | なし |
ショッピング補償 | 年間200万円まで | 年間100万円まで | なし | なし | 年間100万円まで |
利用可能枠 | 10~100万円 | 当社が審査し決定した枠 | 10~150万円 | 10~80万円 | 10~80万円 |
申込み | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
※年会費は全て税抜。
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