エア・インディア 空気読まずにアマデウスからトラベルポートへGDS変更、インドルール発動でANA JALは遮断

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エアインディアが2018年12月4日より、予約システム(GDS)を従来採用していたAmadeusからTravelportへと変更しました。

Travelportによる独占契約ということで本当にAmadesuからは一切遮断されている模様です。この決断がエアインディア自らの首を締めることにならなければ良いですが。

GDS運営会社 サービスサイト
トラベルポート:Travelport (Galileo, Worldspan, Apollo等) ViewTrip
アマデウス:Amadeus Check My Trip
Amadeus e-ITR
セーバー:Sabre Trip Case

 

GDSについてはこちらなど。
参考 Sabreの予約参照サービス「Trip Case」の使い方
参考 ガリレオの予約番号からTravelport ViewTripで予約内容を参照する
参考 British Airways AviosでのJAL国内線予約 Amadeus編:予約紐付け、座席指定、WEBチェックイン

 

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Air IndiaはなぜにTravel portへ移行する決断をしたのか

スターアライアンスではAmadesuを採用しているエアラインが増えている中、エアインディアは一方的にTravelportとの独占契約を結び、Amadeusを遮断。しかも10/11のリリースからわずか2ヶ月弱で遮断というまさにインドルール発動でした。

参考 Travelport wins tender for sole distribution supplier to Air India
参考 Travel Vision:エアインディア、アマデウスと断絶、既存予約も移行

 

 

同じスターアライアンス加盟でAmadeusを採用しているANAはガン無視を決め込み、12/4以降はWEBでも電話でも特典・有償発券の一切を停止。やっとこさでAmadeusに移行したJALも「知らんがな」という姿勢。
参考 ANA:エアインディア社の予約システム変更に伴う予約機能の制限について
参考 JAL:エアインディア社の予約システム変更に伴う予約・変更機能の制限について

今秋よりビジネス需要が高いチェンナイ線への乗り入れが報じられているANAも、その先のインド国内線乗り継ぎを考えると頭が痛いと思われ・・・。

 

リリースによるとTravelportはエアインディアのみならず、インドの大手旅行代理店であるMakeMyTrip、Ibibo、Yatra、EaseMyTrip、ClearTripなどと続々と契約を結び、存在感を増していた模様。

とは言え、ルフトハンザ、シンガポール航空などスターアライアンスに加盟している多くのエアラインがアマデウスへと足並みを合わせている中、そこまで強行してTravelportに移行したのか。どうやらそれなりに苦しい台所事情があったようで。

エアインディアは万年赤字の国営エアラインで累積赤字も7000円億以上と報じられており、民営化に向けた入札も0件というありさま。もはや犬も食わぬゴミ案件に成り果てている始末。

参考 CNN:エア・インディアの民営化に暗雲、応札希望者現れず2018.06.03
参考 大和総研:インド航空業界の苦闘 2018.11.26(PDF)

 

てな台所事情の中『アマデウスさん、手数料高すぎぃーーーー』とと言いたかった模様。

 

“The deal will help us to reduce our distribution cost by almost 60 per cent,”

“To summarise we are aiming to save Rs1.5 billion* on account of GDS costs as proposed which is about 2.5 percent of our estimated revenue”

*約22億円

とのコメントがAir Indiaから出ているぐらいで、これが吹かしコメントでなければアマデウスはぼったくり過ぎ、マジで。本当であるならば、ですが。
参考 Air India, Jet Airways renegotiate GDS contracts to cut distribution costs
参考 Why former Air India management opposed move to a single GDS platform

 

 

EUではAmadeusuとSabreに対し、独禁法での調査が行われた模様。確かに大手による寡占は健全な市場競争環境を歪めるので、ウェルカムとは言いづらい。

 

 

ちなみに、ANAではもうエアインディアの空席参照・発券が一切できなくなりましたが、要はTravelportを使っているエアラインであれば可能なワケですね。なのでTravelportの源流となるAppolo CRSを開発したユナイテッドなら可能です。

特典空席参照も、

UAirindia

 

 

Expertモードでログインすれば、サブクラスごとの検索も今までと変わらずに。

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