私は旅行に行った際、移動の軌跡をGPSデータとして取る派・残す派なのですが、旅行前に計画を立てて旅程をまとめる時にも、Google Mapで見える化(ビジュアル化)します。
これは自分で大まかな移動イメージを掴むためと、自分以外の家族、あるいは共に旅行に行く人にも、旅程を説明するために有用かなと思います。
前記事、鉄道のルート検索結果のKML保存がこちら。
前記事 Google Mapで鉄道のルート検索結果をKMLで出力、保存する方法
フライト区間をビジュアライズする方法としては、Great Circle Mapperがあるのですが、ほぼ直線のみなのと、KMLでの出力などはないので少々使い勝手が悪い。
そこで前記事に続いて、飛行機のフライトデータについても同様にKMLデータをGoogle Mapに追加する方法の紹介。複数フライトをこなす旅程などの際、特に把握しやすいかなと思います。
フライトだけでなく、実際に移動したGPSデータ(KML、GPX等)から同様に旅程図を残せば、もう夏の思い出倍増間違いなしですね。
今までのGPS関連記事はこちら。
参考 フライト中の機中写真にGPSデータをマージする方法。Flight Awareを使います
参考 旅でGPSログを取るのに役立つアプリ「MotionX-GPS」の使い方
参考 Nikon ViewNX2を使って、GPSログデータから写真データに位置情報をマージする方法
KMLデータで旅程をビジュアライズ化
フライトKMLデータをFlight Awareから取得
まずは予定しているフライトのKMLデータの取得。
フライトのKMLデータの取得についてはこちらの記事から。
参考 フライトGPSデータをFlight Awareから取得する
データを取得したい便の直近のフライトを表示し、「追跡ログを表示する」をクリック、
Google EarthアイコンをクリックすればKMLデータが落ちてきます。同様に必要なフライトデータを集めます。
Google Mapで統合する
データが揃ったところで、Google MapにてKMLデータを読み込みデータを統合します。手順については、前記事のこちらの項目。
フライト区間だけでなく、前記事と通り鉄道での移動区間、車での移動区間などを追加することも可能なので、旅程作成に持ってこいなのですが、作成できるのが10レイヤーまで+1レイヤー1KMLなので、そこがネックでしょうか。
Flight AwareでのKMLデータを読み込むと、このように「表示できなかった行が1個あります」と表示されます。無視して閉じてもOKなのですが、修正するには「データ表を開く」、
データが表示されるのですが、一番上の「Flight Aware」が表示されないデータなので右クリックで行を削除すればOKです。
フライトだけでなく、鉄道区間なども追加していきます。レイヤーごと(区間ごと)に色を分けた方が分かりやすいと思います。
地図を完成させ、埋め込むとこんな感じに。渡航先の移動移動距離が大きい場合も、イメージが掴みやすくなるでしょうか。KMlファイルなので、Google Earthでももちろん展開可能です。
旅行前だけでなく、旅行後にもGPSデータから同様に作成すれば思い出も倍増、おもひでポロポロです。森山良子のローズでも聴きながら夏の思い出を作りましょう。
コメント