以前に旅中のGPSデータを取る方法と、そのGPSデータから位置情報を写真に引っ付ける方法を紹介しました。
参照 旅でGPSログを取るのに役立つアプリ「MotionX-GPS」の使い方
参照 無料ソフトNikon ViewNX2を使って、GPSログデータから写真データに位置情報をマージする方法
フライト中に機中で写真撮ることありますよね。機内食や、窓から見える景色などなど。
今回は上記記事の続編的なものになりまして、そのフライト中の写真にもGPSデータを引っ付ける(マージする)方法の紹介です。
フライトGPSデータをFlight Awareから取得する
フライト中もMotionX-GPSが使えた場合はアプリからそのままGPXが吐きだせますので(機内モードでも動きます)問題がありませんが、運航会社によっては電子機器全て禁止とかあるので、データが取れないこともあります。
その場合、Flight Awareの出番です。
私は自身が乗ったフライトは基本Flight AwareからGPSデータ(KML)を保存しています。
トップ画面から便名を入れますとログ一覧が表示されます。
例えば、SAS4437便で検索します。追跡ボタンをクリックしますと、
こんな具合に。たまにLCCだとデータがない場合もあります。その場合は諦めましょう。
4ヶ月以前のデータが欲しい場合は購入も可能です。やや高め。
該当する日付を選択しまして、表示されましたら下部に表示されるGoogle Earthボタンを右クリックして「.KML」データをダウンロードします。
このKMLデータはまさしくGoogle Earth用のデータで、そのままGoogle EarthやGoogle Mapで表示することも可能です。
KMLからGPXに変換
さて、写真にGPSデータをマージするためには「.GPX」データが必要。つまり変換。
一番簡単っぽいのが、こちらのオンラインサービスでした。
参照 //www.gpsvisualizer.com/convert_input
先ほどダウンロードしたKMLファイルをアップしまして、OutputにはGPXを選びます。
で「Convert」ですね。ダウンロード用のリンクが表示されますので、クリックでダウンロードします。
GPXファイルを少し改変
さてGPXファイルが手に入ったのですが、そのままでは使うことが出来ません。先程ダウンロードしたGPXファイルをテキスト(メモ帳)で開きます。
そうしますと、こんな具合なのですが、<wpt>のタグの部分は不要なので丸々カットしてしまします。GPXデータ構造の細かいことは私も理解していないのですが、この作業においては<wpt>はウェイポイント要素でして、なんしか邪魔しますので捨てます。
カット後。
これで保存します。
さて、これでNikon ViewNX2で扱えるGPXデータとなりました。
この後の手順は、以前の記事と同じ手順となります。(注意点は、必ずしもフライト中の全航路でGPSデータがあるわけではないので、その場合は前後2点間の中間か、もっとも近いポイントとなります。)
参照 無料ソフトNikon ViewNX2を使って、GPSログデータから写真データに位置情報をマージする方法
これで窓からの風景もどのあたりで撮ったかわかりますし、機内食の写真も「あぁこのあたりで食べていたのだな」と分かりますね。
さぁ目を閉じれば脳内にジェットストリームが流れてきます。
また一つ旅の思い出が深くなった。かも知れません。
コメント