先日の記事で、MotionX GPSというアプリを使ってGPSログ情報を記録する方法を紹介しました。
今回は、写真データにそのGPSログ情報を付与(マージ)する方法を紹介します。一般的に「ジオタキング」とか言います。
作業は慣れれば5分もかからずに出来ますので、まぁ気が向いた方は一度やってみると、結構楽しいかなと思います。次回の旅からGPSログを取りたくなるんじゃないかと。
▲旅でGPSログを取るのに役立つアプリ「MotionX-GPS」の使い方▲
無料ソフトNikon ViewNX2がかなり使える
写真データにGPSログ情報をマージするソフトはいくつかあるのでが、いくつか試してみて使い勝手が良いなと感じているのが、この「Nikon ViewNX2」というソフトです。Mac、Windows共にあるので安心です。
無料なのに高機能です。今回紹介するのはGPSログのマージだけですが、他にも様々な写真の加工も出来るようになっています。
GPSログのマージ方法
前回の記事の通り、MotionX GPSから吐き出せるファイルは.KMZと.GPXの2つのフォーマットになります。今回使うのは.GPXの方になります。
あらかじめ、使用する.GPXファイルは任意の場所に保存しておきます。
Nikon ViewNX2をインストールし、立ち上げるとこんな感じです。
左下のフォルダー選択画面で、写真が保存されているフォルダを選択します。右上のバーで表示の大きさを変更できます。
GPS情報を付与したいファイルを選択します。今回は全ファイルを選択します。
メニューバーの「Log Matching」をクリックします。
もう一度「Log Matching」をクリックします。
こんな感じの画面になります。右側には選択したjpgファイルが一覧で表示されます。
先に右上の「設定」から設定を行います。ここでは、タイムゾーンの設定をします。日本の場合は「 UTC+9」ですね。
ここで一つ注意なのですが、海外での撮影時に、もしデジカメ側の設定を誤っていた場合「カメラの時刻調整」からその設定も行うことになります。
私は何度かカメラ側の時間を日本時間のまま撮影し、非常にややこしい思いをしたことがありますので注意です。
また「位置情報の割り当て」で、どのようにGPSログデータを付与するか決めます。基本的には上の「最も近いトラックポイント・・」で良いかと思います。
もう片方の前後2点の場合、どうしてもずれてしまいがちになりますが、ここはGPSファイルの状況に応じてですね。
設定が完了したら、元の画面に戻り「追加」から、あらかじめ保存しておいた.GPXファイルを選択します。すると、こんな感じです。
最後に保存です。もし位置情報を付けたくないファイルがあれば、チェックを外せばOKです。
作業完了後、メニュバーから「地図」をクリックすると、下記のように位置情報が付与された箇所にピンが表示されます。
地図上からピンをクリックすれば、下のブラウザでその写真が。逆にブラウザから写真をクリックすれば、地図上でその場所が表示されるのでわかりやすいですね。
メニューバーから下記の赤枠「トラックログ表示ボタン」をクリックし、使用したGPXファイルを選択すると、地図に表示されますのでわかりやすいです。
中には、GPS情報がうまく紐付かないファイルが出てきます。建物の中や、GPSログの記録を開始する前の写真などです。その場合、任意の場所の位置情報を付与することが出来ます。
まず、位置情報を付与したい写真をブラウザから選択します。複数選択が可能です。
地図の左上でピンのアイコンを選択、地図上の任意の場所でクリックします。
よければOKです。
まとめ
後はそのままPCに保存でも良いですが、私はFlickrに保存しています。無料アカウントでも容量が1TBもありますので、まず大丈夫でしょう。他にも写真保存用のクラウドサービスはありますが、今のところFlickrが気に入っています。
FlickrならMAP表示も可能なので、色々と楽しめます。
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