出来るだけお得に、安く、航空券を取りたい。
誰もが思いますね。
価格比較サイトがいくつかありますが、どれも強み弱みがあり、一つのサイトだけでは最安チケットを探すには不十分かなと感じています。
年末年始のお休み中に次の旅行を計画する方も多いかなと思いまして、私の最近の最安航空券、格安航空券の探し方を紹介します。
最安航空券の探し方
最近は下記の4サイトを使っています。
- Skyscanner
- Kayak
- Google Flight
- Matrix
上位2つの価格比較サイト「Skyscanner」と「KAYAK」で日本の大手旅行代理店であるExpedia、HIS、JTB、DeNaトラベル、サプライス、フリーバード、WAS(ワールドエアシステム)、楽天トラベルなどは検索対象となっておりカバーしているので、通常は個別にサーチする必要は無いでしょう。
ただし、販売数が限られる特別セールなどは価格比較サイトではプライスが載ってこない可能性が高いので、各サイトをチェックしておく必要があります。
Skyscanner
まずは定番ですが、スカイスキャナーです。
以前の記事で紹介した通り裏技的方法で、国の設定を変えることでプライスを提示する旅行代理店が変わりますので、少しは価格が変化する可能性があります。
強み
・簡単に検索がしやすい。
弱み
・検索オプションが少ない。
・一発の検索で前後日程を含めた最安価格表示機能が無い。(月間カレンダーは有り)
・検索結果のソート機能が弱い。
KAYAK
こちらも以前の記事で少し紹介しました。
参考 オープンジョーの航空券ならKAYAKで探そう!プライストレンドで最安航空券をゲット!?
kayakは検索結果のソート機能が強力なので、様々な並び替えが出来ます。フライト時間に制限や希望がある場合は助けになるでしょう。
また本国(USA)サイト https://www.kayak.com/flights だけに提供されている機能として、フライト時間をバーチャートにして表示することができ、非常に分かりやすいです。
またこちらも.comのUSAサイトのみの提供となっていますが、フライト詳細画面での情報が下記のGoogleFlightと同等かそれ以上で、非常に豊富です。
日本語サイトと比べると同じフライトでも情報量が異なることが分かります。
強み
・検索結果のソート機能が豊富。
・フライト時間のバーチャート表示(USAのみ)。
・フライト詳細画面での情報が豊富(USAのみ)。
弱み
・海外の代理店も検索結果に含まれるので信用度は自己責任。
Google Flight
こちらは検索の総本山、流石のグーグルだけありまして、検索機能が豊富なことは言うまでもありません。
他のサイトにない機能として、オススメフライトを提案してくれます。価格、乗り継ぎ時間(遅延発生状況)、機材の快適度?までアルゴリズムに含まれているかはわかりませんが、google先生がオススメするのならいいのかなとも思ってしまいます。
またマイラーにはもってこいの機能として、検索結果をアライアンスで絞ることが可能ですので、マイルを貯めたい場合は活用できそうです。
遅延が頻繁に発生している場合はその情報も合わせて表示。これは今のところGoogle Flightだけの機能となっています。
出発地と日付だけ決めて、目的地を地図から選ぶのも楽しいです。目的地を選択すれば、価格が表示されます。Skyscannerでも同様の機能が提供されています。
強み
・検索結果のソート機能が豊富。
・エアラインをアライアンスで絞れる。
・フライト詳細画面での情報が豊富。
・遅延状況も表示される。
弱み
・海外の代理店も検索結果に含まれるので信用度は自己責任。
Matrix
こちらは、MITの凄腕サイエンティスト達が作ったソフトウェア会社「ITAソフトウェア」がリリースしたサービスで、後にGoogeが買収、現在はITA software by Googleとクレジットされています。上記のGoogleFlightもこちらのソフトウェアがベースとなったものです。
参考 About ITA
こちらのサービスが上記3つと異なるのは検索対象が航空会社のみとなり、いわゆる正規割引運賃(Pex運賃)の提示となります。ですので、旅行代理店は含まれません。
*ビジネス、ファーストクラスの検索ももちろん可能です。
また料金の検索、フライト詳細の提示のみを目的としており、このサイトから直接航空券の購入は出来ません。
その代わりに、個別のフライトを選択すると航空券代の内訳詳細も記載されたフライト詳細を印刷、メールすることが可能です。
またブッキングクラスも表示されますし、私は対象フライトの最終確認的な意味合いで使うことも多いです。
更には(rules)をクリックすれば、英語のみとなりますが対象チケットの規約(Fare rules & restrictions)まで表示することが可能です。
画像は冒頭だけですが、下に延々と続いています。
また、最近バーチャート表示が出来るようになり、飛行時間、乗継ぎ時間、到着時間が一目両全で非常に分かりやすくなりました。
更にはサイトには余計な広告AD表示もなく、営利活動とは切り離され、ただただ純粋にプライスを検索してきて表示するという技術からのみ成り立っており、やはりスーパーギーク達は世俗とは一線を画するのでしょうか。
色使いもシンプルで洗練されており非常に見やすく、航空会社ごとのマトリックス表示もされるのでソートもしやすいです。
強み
・航空会社のチケットのみを提示する。
・機材情報、ブッキングクラスも表示可能
弱み
・旅行代理店は検索対象外。
・正規割引運賃のみ提示。
・直接購入は出来ない。
注意点
海外代理店の場合は信頼度を十分に調べてから
評判が悪い代理店はトラブルも多く報告されています。
特にフライトまで日数があまりない場合、航空券番号の発行に時間がかかると発券出来たのか否かが不明のまま当日を迎える、あるいは出発予定日ギリギリになって発券出来なかった連絡が来る、キャンセルから数ヶ月経っても返金がされない、なんてトラブルもあるそうですので、くれぐれも自己責任でよく調べてから購入しましょう。
ただし中には、日本では知名度が低いものの、しっかりとした代理店で思わぬ格安チケットが出ていることもありますので、調べる価値はあります!
旅行代理店の場合はフライト変更手数料に注意
これは航空券の変更は無料でも、別途代理店の変更手数料が乗る場合があるからです。
例えば仮に、ブッキングクラス(B)のチケットがエアライン公式サイト、大手代理店で同じプライスで出ていたとします。エアラインのサイトでチケット詳細を見ると、ブッキングクラスBであれば、変更手数料が「無料」となっていました。
そこで安心して、ポイントを貯めるために同じ最安プライスが提示された大手代理店WEBサイトで購入します。ところが急な事情で日程変更する必要が出てきてしまいました。
代理店コールセンターで日程を変更しようとすると、チケット自体の変更手数料は掛からないが、代理店独自の手数料X000円頂きます、なんてことを実際に私は体験して、イタイ思いをしたことがあります。
乗継ぎ便の場合は乗継ぎ時間に注意
検索結果のソート順に寄っては乗継ぎも最短時間のフライトが提示されることが多々有ります。その時の乗継ぎが現実的に可能な時間内に収まっているか必ず確認しておいた方が良いです。
通常、同一エアラインの乗継ぎ便であれば、最低乗継ぎ時間(MCT、ミニマムコネクテイングタイム)をクリアした便が表示されるはずです。
とは言うものの、アメリカではイミグレでとんでもない行列になっていたり(それに拍車をかける職員のゆったりとした手さばきは言うまでもありませんが)、税関でRedChanelに行くよう命じられ想定外の時間を食うなど、特に入国一発目の空港でのトランジットの場合は注意が必要です。空港ごとにMCTと、実際の乗継ぎの様子を十分に調べておいた方が良いです。
確かにMCTをクリアしていれば、間に合わなかった場合でも次便への振替は通常してくれますが、その後に大事な予定を入れていた場合(チケット購入済みのコンサート、スポーツの試合etc)、結局自分自身が悔しい思いをします。
いやクレジットカードなどの保険でカバーされるんだと言う場合もあるかも知れません。
けれどマー君が投げる地区シリーズ優勝決定戦だったとしたら、チケット代だけ返却されても諦めがつくでしょうか・・・。そういうものだと思います。
まとめ
手順として大まかにまとめるとこんな感じでしょうか。
- Skyscannerで大まかな検索。
- Kayak、GoogleFlightで条件を変えたり、ソートを駆使して希望のフライトを絞る。
- 必要であればMatrixでもブッキングクラス等を確認。
- エアラインの公式サイトでもう一度確認。(限定セール、Wマイル等のキャンペーンを逃さないように)
- 大手旅行代理店の限定セールが出ていないか確認。
- 最安であることが確認出来れば発券。
近距離の単純な路線の場合(台湾、香港etc)はあまり価格に差が出ないことが多いですが、複雑な乗継ぎが必要な場合(あるいはあえて複雑なルートで飛びたい場合)は検索の粘り方でそれなりに価格に差がつく場合があります。
便利な検索サイト、サービスが多く出てきましたが、やはり最安チケットは簡単には手に入りません。足で稼いだ情報ならぬ、手で稼いだ情報がものを言う、という時代でしょうか。また良い方法があった場合はアップデートしたいと思います。
最安チケットを求めて頑張りましょう。
コメント
「旅行代理店の場合はフライト変更手数料に注意」は,航空会社から直接購入し,後日予約変更した場合でもかかることがあるので(一番ありがちなのは,税金の差額調整に伴って,再発券が必要になった場合),旅行代理店だからというより,予約変更一般(予約変更可能なチケットの)の側面が強いと思っています。
コメントどうもです。
ブッキングクラスの規約によりけりですね。