三井住友信託銀行株式会社への事業の完全譲渡に向け、何かと慌ただしくなってきましたダイナースですが、しれっとまたまた改悪のお知らせが出ておりました。
「ダイナースグローバルマイレージ/ホテルポイント移行」サービス改定のご案内
拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。
平素は弊社カードに格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。2016年2月1日をもちまして、「ダイナースグローバルマイレージ/ホテルポイント移行」のサービス内容を改定します。サービス改定の詳細は以下のとおりです。
*2015/12/03追記
今回はご丁寧に書面が送られてきました。前回の移行先エアライン削減の際に批判があったのかも知れません。
年間移行マイル数の上限設定
年間移行マイル数に上限を設定します。
年間移行マイル数の上限 10万マイル ※各航空会社毎 年間移行マイル集計期間 2月1日~翌年1月31日(当社受付分) 対象航空会社 アリタリア・イタリア航空/大韓航空/デルタ航空/ユナイテッド航空
なかなか思い切ったことをしてきました。
しかも期間が1月区切りという非常に中途半端なタイミングに。ちなみにANAは12月21日~翌年12月20日で、年間8万マイルで変更なし。
これはポイント貯まっている人には総スカンを食らいそうな施策です。私もその一人ですが。
ただ救いは各航空会社毎ということなので。
アメリカン航空とホテルポイント移行サービス終了
で、ついでに同じタイミングでアメリカン航空「AAdvantage」へのポイント移行も終了とのこと。ホテルについては小生あまり知識が無いのでどっちでも良いかなといった感じですが。
アメリカン航空およびホテルポイントへのポイント移行サービスを終了します。各提携会社へのポイント移行最終受付は2016年1月31日(当社受付分)となります。
2015/10から大幅にポイント移行先を削減したのに続き、更に切って来ましたか。
【悲報】ダイナース グローバルマイレージ/ホテルポイント移行先を10月から大幅削減へ
アメリカン航空AAdvantageと言えば、中東とエジプト45,000マイル(ビジネス60,000)という数少ない黄金ルートがあるのですが、私も少し考えます。
これで2016/02以降は、ポイント移行先がたった5社に。マジすか・・。
ポイント移行先としてはアメックスと完全に差が付いてしまいました。
まとめ
表向きはサービスを維持すると言いながらも、経営主体が変わるとサービスに大きな見直しが入ることは避けられません。ここ最近の流れは如実にそれが現れました。
多くのエアラインへマイルへの等価交換「1ポイント=1マイル」がそれなりに重荷になっていたことは容易に想像が付きます。
またプレミアム会員では年会費が14万円以上しながらも、常に100円=2マイル付与なので、年間高額決済者にマイルにばかり交換されると採算がかなり厳しいというのが実情ではないでしょうか。事実、かなり頻繁にポイントプログラム交換商品のDMが届きます。
片やライバルと言っていいアメックスは業績が順調な様子。赤字事業であったダイナースを買い取った三井住友信託としては一刻も早くまずは採算ラインへ載せたいところ。
経営者側に立つと今回の施策は理解が出来なくもないのですが、やはり一利用者としては改悪が続くとなんとも苦しいところです・・。
コメント
去年、事業売却ニュースが流れたとき、シティバンク銀行のリテール部門は赤字だけどダイナースの部門=CCJは黒字だって盛んに報道されていましが(笑)
ギギギ・・・。
その辺はどなんでしょうね。最初は「リテールが赤で、カードは収益性が高く・・」なんて言われていたのが、デューデリ終わればカード赤字なので600億から400億ね、って買い叩かれたみたいな報道も出てて。まぁ中の人のみぞ知るってところでしょうか。