ANAが12月以降発券分のサーチャージ改定を発表しまして、値下げとなりました。遠距離ほど相対的に額が大きいですね。
区間 | 現行 | 12/1以降 |
日本-韓国 | 500円 | 300円 |
日本-中国・台湾・香港・マカオ | 2,500円 | 1,500円 |
日本-ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン | 3,000円 | 2,000円 |
日本-タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー | 4,500円 | 3,000円 |
日本-ハワイ・インド・インドネシア | 6,000円 | 4,000円 |
日本-北米・欧州・中東・オセアニア | 10,500円 | 7,000円 |
その後、次期間は変更がされないことが決まりこのサーチャージが「2015年12月1日から2016年3月31日購入分まで」適用されることになりました。
次回、2016年4月1日以降の発券分の発表は2016/02頃が予定されています。
ANA 燃油特別付加運賃 / 航空保険特別料金について
*10/22追記 JALも同額になる旨のプレスリリースを出しました。
JAL 国際線「燃油特別付加運賃」
ケロシンと為替はどんな具合だったかと言いますと、
今般、2015年8月から2015年9月におけるシンガポールケロシン市況価格の2カ月平均が1バレルあたり57.92米ドル、為替レートは1ドル=121.80円でした。よって、シンガポールケロシン市況価格の円貨換算額は7,054円となったため、下記の通り申請することといたしました。何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
シンガポールケロシンが7,054円でしたと。
で、サーチャージがどのように決まるかと言いますと下記の通り。7,000円未満まで下がるとほぼ半額。この差は大きい。6,999円まで後55円でした・・・無念。
ただ為替に関しては、10月に入ってから121円にも戻しておらず。ケロシンについては膠着状態。相場は水物なのでまぁ年末にかけてどうなるかは読めませんが。
こちらがプラッツが出しているシンガポールケロシンのチャート。
Singapore Jet Kerosene (Platts)
IATAが出しているJetFuelの基準価格ですね。
IATA Fuel Price Analysis
石油のバレルって
石油って単位がバレルですよね。バレルってなんなのか。「$/bbl」という表記が一般的には使われています。
対象物によって異なるのですが、石油は1バレル=159リットル。米国と英国で数字が異なるが、石油はこの米式が世界共通。
バレル(barrel)、文字通りこれは樽のこと。19世紀、米ペンシルバニアでは石油を樽で運んでいたので、これがいつしか共通単位となった模様。
でもプラッツとか見ると「gal」とかいう表記もある。これはガロン。
1バレル=42ガロン。
ヤードポンド法の単位ですね。これも米英で異なるが一番接するアメリカのガソリンは、1ガロン=3.8リットル。
今後の値下がりに乞うご期待。
と言いたいですが、世界的に雲行きが怪しくなってきた模様。オイルが30ドル切って、この円高。長い目で見ると仕込み時期かも知れません。
元々は海運会社でタンカーを動かして、中東でよく石油も買っていたので多少懐かしさもありつつ。
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