香港4日目。この日は少し足を伸ばしてお隣の澳門(マカオ)を目指します。
ターボジェットフェリー(噴射飛航)
08:00 に起床しタクシーで10分ほど、尖沙咀のフェリー乗り場へ。フェリーでマカオを目指します。チケットはオンラインで予約出来るので、予定が固まっている人は事前に予約しておいた方が無難でしょう。行きが175HKD、帰りが163HKDでした。往復で値段が異なるのは確か香港側出発時のみ税金が掛かるためです。30分置きに24時間運行しているところが凄いですね。噴射飛航公式ページ
チケット受取りには、予約完了時にメールが送られてきますので、そのメールと予約時に使用したクレジットカードを持って、チケットカウンターにて受け取ります。予約したのは09:30の便でしたが、一本早い09:00の便に変えてもらいました。席が埋まってなければ、変更可能です。
お隣とは言えマカオと香港は違う国、パスポートが必要になります。イミグレで並ぶ場合があるとの情報も聞いていましたが、まだ朝早かったせいか、ほとんど並ぶことはありませんでした。
GPSによると時速は70kmほど出ていました。揺れに関しては心配しなくてよいです。
マカオの路線バス
10:00 1時間ほどでマカオに到着です。港からも大きなカジノが見えます。到着して路線バスの乗り場が分からず、しばらくウロウロしてしまいますが、なんとかバス停を見つけて無事に乗車出来ました。
ところが、香港のオクトパスカードがセンサーに反応しません。バスの運転手は何か言っていますが中国語なので分かりません。小銭で払おうと小銭入れを見ると、次は小銭が無い。お札の両替も出来ず。困り果てていたら、近くに座っていた親切な女性が二人分の小銭を出してくました。後で聞くと、やはり香港のオクトパスカードはマカオでは使えないと教えてくれました。バス代を返そうにも小銭が無いので、お礼を何度も言ってそのまま頂いてしまいました。
後で調べてみると、まずマカオの路線バスは3社が運航しており約60路線あるとのことです。
マカオ観光局 路線バス紹介ページ
一応アプリもありますね。けど中国語かポルトガル語になってしまうのですが、どうにか使えそう?です。
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料
デベロッパ名: 交通事務局 DSAT (Transport Bureau of the Macao S.A.R.)
先の通りオクトパスカードは使用出来ません。代わりにマカオパス(澳門通)という同様の電子カードがあります。数日滞在するのであれば購入しても良いかも知れません。現金支払いの場合は先払いで、通貨は当然ながらマカオのタパカになります。
マカオパス公式ページ
マカオタワー AJ HACKETT バンジージャンプ
どうにか路線バスで10:40頃マカオタワーに到着。バンジージャンプの予約時間まで時間があったので、しばしタワーの外をウロウロ。下から見上げるとかなり高く感じます。見上げている内にも次々と人が落ちてきますが、ひとつここで分かったのが、ジャンプ後、身体がフリーになるのでは無く、左右はロープで繋がれているということです。あんなに高い塔から飛び降りて、身体がフリーになり、塔にぶつからないのが不思議だったのですが、謎が解けたました。
予約は事前にオンラインで可能なのですが、何故かエラー出て結局メールで行いました。AJ HACKETTは世界中のアクティビティーを運営しており、その一つがここマカオタワーです。なんといってもマカオタワーの売りは世界一高いバンジージャンプ、ギネスレコードの233mです!
バンジージャンプ以外にもいくつかアクティビティがあり、タワーを更に登ったり、歩いたりも出来ます。
さて、気になるお値段ですが、写真+HD動画が入ったUSBメモリ+記念シャツがセットのフルパッケージで1人3,228HKD(=約43,000円)!高い!
しかしギネスレコードのバンジーだと言われると、ここでしか出来ない体験ですので、思い切っていきましょう。物より思い出、体験ですね。
*ちなみに後日チェックしたところ、更に値上がりして3,788HKDに。ドルベースで見た為替レートの影響でしょうか・・・。
予約時間は12時でしたが「20分前までには61階に来てね」とメールにあったので早めに1階でまず支払いを済ませます。
61階までは高速エレベーターであっという間です。このエレベーターは外が見渡せるので、上がって行くに連れて改めて高さを実感します。下から見ても高く見えましたが、上は上で想像よりはるかに高く感じます。この恐怖感は行った人にしか分からないので。是非行ってみて欲しいです。
61階でも改めて再度受付をし、ここで諸々と書かれた承諾書にサインをします。実際に飛ぶまで、ことあるごとに何度も本人確認が徹底されます。これには感心しました。
ロッカー用の鍵をもらい、荷物や携帯はロッカーに預けることになります。シャツも受付で貰えますので着替えます。靴紐もキツく縛るように言われます。メガネはどうしたら良いのかこの時点で分からなかったので、とりあえずそのまましておきました。
用意ができた人からベルトを付けた上で、体重計に乗らされ、手にペンで体重を書かれます。それを元に紐の長さを設定されるのだろうと思います。
その後は待機所があり、順に座っていきます。一度入ると外には出れなくなっています。人違いが無いように実際のジャンプ台の場所ともしっかり隔離されています。待っている時間も緊張が高まっていき、手のひらに汗を握ります。
まずは私が先に飛び、次に妻の順にしました。いよいよ次の番になると、次の人用のイスに座らされ、ロープを身体にしっかりセットされます。夫婦だと事前に伝えていたので、私が飛ぶ前に二人揃っての写真撮影をしてくれました。ちゃんとした一眼レフで撮ってくれますので画質も安心ですね。
係のお兄さんは明るく片言の日本語で楽しませてくれます。写真撮影後にメガネを取り、ケースに入れました。このケースを別のロープに結びつけて一緒に降ろすようになっているので、後ほど下で受け取れるようになっています。
いよいよ私の番、ジャンプ台の一番前へ。右手にあるカメラの方を向くように言われますが、脚の重りがかなり重量があり、気を抜くと身体が前に引っ張られてしまう程です。実は後で動画を見てわかることですが、この間ずっと動画を撮られており、音声も下に降りるまで全て拾われています。あまり気を抜かないほうがいいですね。
考える間も無く、すぐにカウントダウンが5、4、3・・と始まり、躊躇する間も無く飛び降ります。
飛ぶ前は一発で飛べなかったら恥ずかしいなと色々と心配しますが、待っている人が多数いるため躊躇出来る空気ではありませんので、心配無用です。そのまま飛ぶしかありません。膝をできるだけ曲げずに飛ぶのがよいのですが、写真を見ると少し曲がってしまってします。
飛んでいるのはホンの数秒間なのですが、何しろGが凄いです。飛び降り自殺は出来そうにありません。一番下まで伸びたところから2バウンドほどします。その頃になると恐怖感はなく、気持ち良いです。強烈なGの影響か、帰国後数日は目が内出血したままでした。
しばらくしてゆっくりと下に降ろされます。ここでも写真撮影。メガネを受け取り、次回以降の割引券も貰えます。しばし妻のジャンプを下から眺めます。
もう一度上に上がり、ロッカーに預けていたものを引き取り、写真と動画の確認を行ないます。この時になって気付いたのだが、胸あたりにマイクが付けられていて、音声がきっちりと拾われていたことに気が付きます。写真と動画がオリジナルのUSBメモリに入れられ、その場で渡されます。高い値段がしただだけあって、写真と動画の質は満足出来るものです。
せっかくなので階下の展望台にも寄ってみます。床がガラス張りになっていて下が見えるようになっています。
ポルトガル料理 Platao
13:00頃タワーを後にし、タクシーで街の方まで移動。少し迷って歩きましたが、予約していたPlataoというポルトガル料理のお店へ。店内は異国情緒溢れ、欧米人のお客さんも多くいて、雰囲気も良いです。食べたかったイワシ、ダックライスなどを頼みます。二人で537HKDでした。サングリアを頼もうと思ったのですが、デカンタのみだったので見送りました。料理はどれも外れなく美味しかったですので、ここのお店はオススメできます。予約はメールで行えます。
Platao お店のHP
Address: G/F 3 Travessa de Sao Domingos, Macau
TEL: (853) 2833-1818
FAX: (853) 2871-2211
Email: reservation@plataomacau.com
(*2014年11月10日で残念ながら一旦閉店されることになったようです。再開を待ちましょう)
セナド広場、聖ポール天主堂 など世界遺産
お店を後にし、周辺に密集している世界遺産を回ります。セナド広場から定番の聖ポール天主堂への道メインストリートになっており、観光客で溢れかえっています。エッグタルトを食べつつ、時間が許す範囲で他にも世界遺産をいくつか回ります。
じっくりと世界遺産を見て回りたい方には公式アプリもありますので、参考になると思います。
カテゴリ: 旅行
価格: 無料
デベロッパ名: 澳門特別行政區政府文化局
カジノ リスボア
世界遺産をある程度回ったところで、沢木耕太郎の深夜特急にも登場した、あのカジノ「リスボア」へ歩いて向かいます。カジノ内は一切撮影出来ないので写真は外観のみです。
とりあえず500HKDほどをカジノ用のチップに交換します。中はフロアにより多少雰囲気が違いますが、想像してたより地味で庶民的なフロアもあります。ドレスコードも無いので客層は、失礼ながら日本の競馬場と変わらないフロアもあります・・・。残念ながらカード系はルールが分からないので、素人でもすぐ出来る「大小」のテーブルへいきます。様子を見ながら何度か妻と交代しつつ負けを取り戻し、100HKDほど勝ち越したところで手を引きます。勝ち逃げすることで気持ち良く帰れます。少額でも十分楽しめました。
16時半前、1時間ほどでカジノを出てタクシーでフェリータミナルへ向かいます。まだフェリーの時間には早かったので、ターミナル前のマカオGPのコースなどを見て周辺を歩きました。
17:30 フェリーで澳門を出港。1時間ほどで九龍に帰ってきました。フェリーの中では熟睡です。
遊覧船AQUA LUNAでシンフォニー・オブ・ライツ
香港の夜景の名物といえばこれ、光と音楽のレーザーショー「シンフォニー・オブ・ライツ」です。今回は遊覧船「AQUA LUNA」に乗り、船から見ることにしました。
遊覧船のチケットは事前にオンラインで10日前から予約できます。当日予約完了のメールをプリントして持参する必要があります。「シンフォニー・オブ・ライツ」を船から見ることが出来るのは、19:30の時間のみとなります。ワンドリンクが付いて一人260HKD。
公式ページ
マカオからのフェリーターミナルと遊覧船乗り場までが微妙に距離があり、歩きかタクシーか迷ったのですが、タクシーにしたところ、これがまた失敗でひどい渋滞に捕まりました。タクシーを降りてから結構走りましたが、結局余裕を持って並べました。一つ気を付けたいのが、予約をしても席は早い者順になっているので、座りたい席がある場合は早めに、30分程前から並んだ方が良いでしょう。また乗船は九龍側(Tsim Sha Tsui)と中環側(Central)の2箇所ありますが、出発地の九龍側で乗る方が良いでしょう。右側座席の方が見やすいのでオススメですね。
当日は天気も良く、揺れることもありませんでした。ピークトラムで夜景があまり見れなかった分、100万ドルを満喫、余計にキレイに感じました。街を上げて多くの企業が参加し、このイベントが成り立っていることに感動を覚えます。
ちょうど1時間ほど、20:30に船を降りました。せっかくなので泊まることは無いペニンシュラホテルを見に行きました。さすがの本家です。ロールスロイスが圧巻です。
再び糖朝
21:00を回りましたが、もう使わないであろうお金を必要分だけ残して日本円に戻すことにしました。初日使った重慶大廈のお店でレート12.42HKD/JPY。この時間から店を探す気力は残っておらず、ハズレの無い糖朝へ再び行くことにしました。今度は頼み過ぎることもなく、4品で265HKD。食べたかったドライアイスマンゴーもようやく食べることが出来ました。
女人街
21:50 お店を出て、女人街へ向かいます。サッカーのユニフォーム、F1のドライバーのつなぎ、ガジェット系etc、様々な露店が出ています。スペースが限られているため、どの店もひたすら高くディスプレイされています。ここは特に買うものは正直無いのですが、歩くだけでも楽しいので、是非寄りたいところです。
23:10 ホテル着に帰ってきました。今日も1日フルスケジュールで満喫しました。
この日の行程
08:00起床
08:20タクシー 尖沙咀フェリー乗り場
09:00九龍出港
10:00マカオ到着
10:40マカオタワー到着
11:00カウンターで支払い
11:15エレベーターで61階へ
12:10バンジージャンプ
12:50展望台
13:00タクシーで街の方まで
13:20Platao
14:20Platao発 散策
15:30カジノ「リスボア」
16:20カジノ発 タクシーで港へ
17:30澳門出港
18:30九龍着
19:30AQUA LUNA乗船
20:30AQUA LUNA降船
20:45重慶大廈両替
21:00糖朝
21:50糖朝発 女人街へ
23:10ホテル着
24:00就寝
GPSのログを見ると、フェリーの航路が良く分かります。
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