ANAマイラーに一番オススメしたいクレジットカードは、この「ANA VISAワイドゴールドカード」です。
普段使いのためのメインのクレカとして、またはSFC修行用のカードとしても鉄板のカードです。最大マイル還元率1.72%を、年会費9,500円で実現できるのが何と言っても魅力ですが、還元率1.72%を実現するには、方法と仕組みを理解する必要があります。
この記事では、最大マイル還元率の実現方法を丁寧に紐解いていきます。
- ANA VISAカードのワールドプレゼントを理解する
- ボーナスポイントと通常ポイントの違いを理解する
- マイ・ペイすリボの手数料を最小限に抑える方法
- 引落し口座は注意が必要、銀行によって締切日が異なります!
ANA VISA ワイドゴールド 還元率1.72%に必要なこと
大きく分けてこの3つになります。
- マイ・ペイすリボ支払いの利用
- ソラチカカードの利用
- 年間カード決済額300万円以上の利用
1. 三井住友VISAカードの「マイ・ペイすリボ」を理解する
この「マイ・ペイすリボ」とは、三井住友VISAカード独自の支払い方法のサービス名称で、支払い方法をリボ払いにすればポイントを2倍プレゼントします、という内容です。リボ払いというのは、毎月決まった額(1万円づつ、2万円づつなど指定した額)を支払っていく方法です。
え?リボ払いにしたら毎月利息が発生して、かなり余分に支払うことになるんじゃ!?
と思ってしまいますが、そこは安心してクダサイ。仕組みをよく理解して正しい手順を踏めば、月々の利息負担(手数料)は10円程度に抑えれます。方法は後述します。先に読みたい方はこちら。
ANA VISAカードのワールドプレゼントを理解する
ANA VISAカードは直接マイルが付与されるのではなく、三井住友VISAカードのポイント「ワールドプレゼントポイント」が付与されます。
ワールドプレゼントポイントは、カード1,000円の利用について1ポイントが付与され、1ポイントをANA 10マイルに交換することができます。これは毎回1,000円以上の利用をしなくてはポイントが付かないということではなく、1ヶ月の合計利用金額(税込額)に対して、1,000円ごとに1ポイント付与となります。
例えば、下記のようにANAカードを利用した場合、本屋さんは1,300円で1ポイント、スーパーは2,700円だから2ポイント、コンビニは800円で1,000円以下だったので0ポイント、家電店は5,000円だから5ポイント、という計算ではなく、あくまでその月の利用合計額10,000円に対して10ポイントが付与される、という仕組みです。
内容 | 利用額 | 通常ポイント (1ポイント=10マイル) |
|
---|---|---|---|
5/1 | 本屋さん | 1,300円 | |
5/2 | スーパー | 2,700円 | |
5/3 | コンビニ | 800円 | |
5/4 | 家電 | 5,000円 | |
合計 | 10,000円 | 10ポイント | |
マイル | 100マイル |
ボーナスポイントと通常ポイントの違いを理解する
上の例では、月の利用額5,000円に対して5ポイントが付与されると説明しました。そして、もう一つ、支払い方法に「マイ・ペイすリボ」を適用することで1,000円利用ごとに更に追加で1ポイント付与されます。
ただし、ここで付与されるのは通常ポイントではなく「ボーナスポイント」というものになります。この「ボーナスポイント」と「通常ポイント」、一体何が違うのか。
ボーナスポイントが1ポイント=10マイルで移行できるのに対して、ボーナスマイルは1ポイント=3マイルでの移行になってしまいます。つまりは「マイ・ペイすリボ」を適用した場合、1,000円利用で2ポイントが付与されますが、マイル還元率としては1.3%になります。
ポイント種類 | 獲得ポイント | ボーナスポイント プレミアムポイント |
|||
コース | 15マイルコース | 10マイルコース | 5マイルコース | ||
交換レート | 1ポイント=15マイル | 1ポイント=10マイル | 1ポイント=10マイル | 1ポイント=5マイル | 1ポイント=3マイル |
対象カード | ・ANA VISAプラチナ プレミアムカード |
・ワイドゴールド | ・一般/ワイド/学生 ・ANA VISA SUICA ・ANA TOP & ClubQ PASMO マスター ・ANA銀聯(5マイルコースのみ) |
左記全てのカード | |
移行手数料 | 無料 | 6,000円+税/年度ごと (4/16〜翌3/31) |
無料 |
前項の5,000円利用した場合の例では下記のようになります。
内容 | 利用額 | 通常ポイント (1ポイント=10マイル) |
ボーナスポイント (1ポイント=3マイル) |
|
---|---|---|---|---|
5/1 | 本屋さん | 1,300円 | ||
5/2 | スーパー | 2,700円 | ||
5/3 | コンビニ | 800円 | ||
5/4 | 家電店 | 5,000円 | ||
合計 | 10,000円 | 10ポイント | 10ポイント | |
マイル | 100マイル | 30マイル |
例:10,000円 = 合計130マイル (1,000円=13マイル)
1.3%マイル還元でもクレジットカードにしてはかなり高い部類に入りますが、まだまだ還元率は高めれます。
マイ・ペイすリボの手数料を最小限に抑える方法
支払い方法にマイ・ペイすリボを指定し、全ての買い物をリボ払いにしただけでは、元本を支払い終えるまで大きな手数料(支払い利息)が発生してしまい、いくらマイル還元率が高まると言ってもこれでは本末転倒になります。
マイ・ペイすリボの毎月の支払額をカード限度額と同じにしてしまえば、実質的に1回払いと同じことになり手数料が発生しませんが、マイ・ペイすリボによるボーナスポイントは手数料が発生しないと付与されない、というルールとなっています。
そこで、この手数料を出来るだけ小さく最低限の金額に抑えることが得策となります。
マイ・ペイすリボは、三井住友VISAカードが提供しているオンラインの各種設定・参照サービスである「Vpass」から支払額を毎月調整することが可能な点です。
- Vpassメニュー「マイ・ペイすリボのお支払いコース変更」で、毎月の支払い金額をやや低めに設定。
- 次月の請求金額が確定したら、Vpassメニュー「マイ・ペイすリボの支払い金額変更」から次回支払額の 増額 をして、
- 残金が600円ほどになるように調整する。
ずばりコレだけです。
ただし、手数料を最低限に抑えるためにこの作業は毎月行う必要があります。慣れれば数分で完了する作業なので、そこまでの負担はありません。ただし初月だけは少々計算が必要となります。
2回目の支払いからは上記の通り、支払い残金が600円ほどになるように調整すればOKですので、難しく考える必要はなくルーティンと捉えて大丈夫です。
ただし、実際支払い額の増額は1,000円単位になるので、支払い残金を110円ちょうどに調整するのは難しいでしょう。600円以上〜1,200円程度が目安と捉えて下さい。支払い残金が1,200円の場合でも手数料はわずか12円ほど。ですので、毎月の手数料は1円〜12円程になります。
毎月の支払い額の調整は、増額も減額も出来るのですが、原則「増額」で調整することをオススします。
それは、臨時増額は千円単位で行えますが、減額の方は元金定額コースの金額設定自体を変更する必要があり、1万円単位でしか変更できないためです。そのため、支払い残金が大きくなり、それに伴い手数料負担も大きくなってしまいます。
そのためにマイ・ペイすリボの毎月の支払い金額(元金定額コースの金額)をやや低めに設定しておくことが重要になります。
またWEB(Vpassのメニューから)行う臨時増額申請は月に1回のみという制限があります。万が一、金額を間違えた場合は電話で金額訂正を行う必要があるので、注意が必要です。
詳しくは別記事にて丁寧に解説します。
引落し口座は注意が必要、銀行によって締切日が異なります!
三井住友 VISAカードから請求金額確定メールが送られてくるのは、毎月25日前後となりますが、引落し口座の銀行により「臨時増額」の締切日が異なります。
基本的には多くの銀行で上記のメールが来てからで充分間に合うのですが、万が一下記のリスト外の銀行口座を設定している場合は、メールが来てからでは間に合いません。
基本的には大手メインバンクにしておけば間違いありません。
締切までの猶予が一番長いのは言うまでもなく「三井住友銀行」で、支払い日の2営業日前まで増額の申込みが可能になっています。
2. ソラチカカードの仕組みを理解する
上記の通り、ワールドプレゼントポイントのボーナスポイントを、直接ANAマイルに移行した場合は1ポイント=3マイル(0.3%)での移行となります。
そこでこのボーナスポイントを、大手ポイントサイト「Pex」と、東京メトロポイントの2つを経由してANAマイルへ移行することにより、0.45%まで還元率を高めることが可能になります。
ただし事前に下記の2つの準備が必要となります。
- ポイントサイト「PeX」の登録
- ANA ToMe CARD PASMO JCB(ソラチカカード)の発行
ANAマイラーの間では、このポイント移行ルートのことソラチカカードにちなんで、“ソラチカルート”などと呼ばれています。
ワールドプレゼントは、通常ポイントとボーナスポイントが分けられて表示され、それぞれ別個にポイント移行先を選択することが可能です。
- 通常ポイント:直接ANAマイルに交換(1ポイント=10マイル)
- ボーナスポイント:PeX+東京メトロポイント経由でANAマイルに交換(1ポイント=4.5マイル)
先の例ではこのようになります。
内容 | 利用額 | 通常ポイント (1ポイント=10マイル) |
ボーナスポイント (1ポイント=4.5マイル) |
合計 | |
---|---|---|---|---|---|
5/1 | 本屋さん | 1,300円 | |||
5/2 | スーパー | 2,700円 | |||
5/3 | コンビニ | 800円 | |||
5/4 | 家電店 | 5,000円 | |||
合計 | 10,000円 | 10ポイント | 10ポイント | ||
マイル | 100マイル | 45マイル | 145マイル |
10,000円の利用で145マイル、ここまででマイル還元率1.45%となりました。まだ還元率は高めることが可能です。
3. 三井住友VISAカード 年間300万円利用で得られるステージV3を理解する
こちらも三井住友VISAカード独自のシステムで、年間の決済額に応じて翌年のステージが決定され、翌年からそのステージに応じたボーナスポイントが付与されます。
ANA VISAワイドゴールドカードの場合、年間50万円以上の利用で翌年がステージV1、100万円以上でV2、300万円以上でV3となります。ステージが適用されるのは翌年からになるので、カード加入年は適用されないことには注意です。
前年度支払いの買物累計額 (2017/2〜2018/1) |
ステージ | 今年度支払いの買い物累計額 に応じたボーナスポイント (2018/2〜2019/1) |
|
ANA VISA ワイドゴールド | それ以外のカード (プラチナ除く) |
||
300万円以上〜 | 50万円で300ポイント 以降10万円ごとに60ポイント |
50万円で150ポイント 以降10万円ごとに30ポイント |
|
100万円以上〜300万円未満 | 50万円で150ポイント 以降10万円ごとに30ポイント |
50万円で75ポイント 以降10万円ごとに15ポイント |
|
50万円以上〜100万円未満 | 50万円で100ポイント 以降10万円ごとに20ポイント |
50万円で50ポイント 以降10万円ごとに10ポイント |
ステージV3になると50万円決済毎に300ポイント。
仮にカード加入年に300万円以上決済をしてV3を確定、翌年V3になった状態で100万円決済した場合、ボーナスポイントが600ポイント付与されます。
ここで付与されるのは通常ポイントでなくボーナスポイント。つまり前項で解説した”ソラチカルート”を利用することで、1ポイント=4.5マイルで移行できるので2,700マイル。
ですので、このステージ制度のボーナスで得られる最大マイル還元率が0.27%となります。
- キャッシング利用分、リボ払い・分割払い手数料、年会費、一部保険料、PiTaPaカード利用分、国民年金保険料、電子マネーチャージなどポイント計算の対象外となる利用内容があります。
- 本サービスの登録手続きは不要です。
- 本サービスは三井住友Mastercard会員も対象となります。
- ボーナスポイントの有効期間は、通常の獲得ポイントと同様です。
- ANA VISAプラチナ プレミアムカードは対象外になるので注意です。
4. マイル還元率1.72% 3つ合わせワザまとめ
ここまで紹介してきた3つのワザをおさらいしてまとめてみます。
- マイ・ペイすリボの利用 = 1.3%
- ソラチカルートの利用 = 1.45%
- 年間カード決済額300万円以上の利用で翌年V3 = 1.72%
2.までのマイ・ペイすリボ+ソラチカルートの利用で還元率1.45%、そこに3つ目の決済額ステージV3の還元率0.27%をプラス、
このマイル還元率1.72%がANA VISA ワイドゴールドカードの最大マイル還元率となります。
ただし、これは条件を全てクリアした場合。1.と2.は申込みさえすれば可能なのですが、最難関は3.の年間300万円の利用です。単純に月割でも毎月25万円・・。よほどのハイクラスの生活をされている方、あるいは自営業で経費支払いもクレジットカードを切れる方は可能かもしれません。
年間300万円の決済額は無理にしても、年間100万円の利用は可能ではないでしょうか
我が家もそうですが、多くの方にとって年間100万円の利用であれば充分に射程圏内に入ってくるのではないでしょうか。月割にすると約83,400円。
電気・ガス・光熱費、家族の携帯料金、インターネット料金、定期代の支払い、日々のスーパーでの買物、車を運転する人はETCカードの支払い・・etc。なんとかクリアできそうな気がしてきたのではないでしょうか。
年間100万円以上の利用でステージはV2、還元率が1.585%となります。50万円以上〜100万円未満の利用でステージV1、還元率が1.54%となります。
コスパ最高の1.72%還元はANA VISA ワイドゴールドカードだけ
他のANA アメリカン・エキスプレスゴールドや、ANAダイナースクラブカードにはマイ・ペイすリボのような還元率アップの制度はありません。
ANA JCBゴールドカードは、決済額によるボーナスポイントこそありますが、最高でもマイル還元率が1.23%。
また他のANA VISA / Master カードでは通常ポイントを10マイルコースで移行するには、年間6,480円の移行手数料が必要となり、実質年会費が割引後でも7,025円+税。還元率もステージV3の最高でも1.585%。
対して、ANA VISA ワイドゴールドは、通常年会費14,000円+税ですが、マイ・ペイすリボとWEB明細の登録で、9,500円+税になります。
このマイル還元率1.72%を超える普段使い可能なカードとしては下記の3つがありますが、ご覧の通り年会費が超高額。
- ANAダイナース・プレミアムカード :還元率2.0%、年会費167,400円(税込)
- ダイナース・プレミアムカード :還元率2.0%、年会費140,400円(税込)
- ANA VISA プラチナ プレミアムカード:還元率1.95%、年会費86,400円(税込)
知れば知るほど恋に落ちるクレジットカード「ANA VISA ワイドゴールド」なのです。
ANA VISA ワイドゴールドカード |
|
年会費 | 15,120円 4,320円 |
---|---|
ボーナスマイル | 2,000マイル カード種類別積算率: 25% |
付帯保険 | 外旅 5,000万円 内空 5,000万円 内旅 5,000万円 |
クレジットポイントから マイルへ |
移行手数料(年間) 無料 換算率 1,000円=1ポイント=10マイル |
会員特典 | ビジネスきっぷ / ビジネス専用チェックイン / 空港免税店10%OFF / 機内販売10%OFF / ANA FESTA 10%OFF / A-style 5%OFF /旅行商品5%OFF / ビジネス公開講座15%OFF / 提携ホテル宿泊割引 / 提携ホテル朝食・ウェルカムドリンク / レンタカー割引 / 電子マネー |
ANA マスターワイドゴールドカード |
|
年会費 | 15,120円 4,320円 |
---|---|
ボーナスマイル | 2,000マイル カード種類別積算率: 25% |
付帯保険 | 外旅 5,000万円 内空 5,000万円 内旅 5,000万円 |
クレジットポイントから マイルへ |
移行手数料(年間) 無料 換算率 1,000円=1ポイント=10マイル |
会員特典 | ビジネスきっぷ / ビジネス専用チェックイン / 空港免税店10%OFF / 機内販売10%OFF / ANA FESTA 10%OFF / A-style 5%OFF /旅行商品5%OFF / ビジネス公開講座15%OFF / 提携ホテル宿泊割引 / 提携ホテル朝食・ウェルカムドリンク / レンタカー割引 / 電子マネー |
5. 見逃してない!? ANA VISAワイドゴールドの機能・特典を改めて理解する
通常のフライトマイルに加えて、ボーナスマイルが25%
ANA VISA ワイドゴールドカードならANA便搭乗の度に、通常のフライトマイルに加えて割増しボーナスマイルが25%積算されます。
区間基本マイレージ × クラス・運賃倍率 × 25%
例えば、国内線で「旅割X」で羽田ー伊丹を往復で購入したとすると、旅割Xの積算率が50%なので、次のような計算になります。
280マイル(区間基本マイレージ)× 50%(クラス・運賃倍率)× 25% = 35マイル
通常の積算マイルが280 x 50%で140マイル、そこにボーナスの35マイルが積算されるので合計175マイル貯まることになります。
注 意
- IBEXエアラインズ・AIRDO・ソラシドエア・スターフライヤー・オリエンタルエアブリッジが運航する日本国内のコードシェア便をANA便名にて予約・搭乗した場合が対象になります。
- 航空券の便名がANA便名であっても、国際線の他社運航によるコードシェア便は対象外になります。
- ANA「ダイヤモンドサービス」・「プラチナサービス」・「ブロンズサービス」提供期間中は、それぞれの割増率が適用(割増率の大きい方が適用され、合算は無し)。
- ボーナスマイルはANAカードが届いた後の搭乗分より登録されます。
継続マイルが毎年2,000マイル
ANA VISAワイドゴールドカードならまずは入会時に2,000マイル、更に毎年継続する度に2,000マイルがもらえます。ノーマルのANA VISAカードの場合は1,000マイルなので倍にはなっていますが、この特典はまぁそれほどという感じでしょうか。
マイルからスカイコインへの移行率がアップ
ANAマイルは1マイル単位で「ANAスカイコイン」へ交換することができます。
マイル移行数と、会員ステータスやカードの種類によって倍率が異なっているのですが、ワイドゴールドカードの場合、ノーマルカードに比べて少しだけ割増で移行することが可能です。
一度に40,000マイルまでの移行ではノーマルANAカードと同等の倍率ですが、50,000マイル以上交換した場合に1.6倍となります。マイルでの特典航空券だけでなく、スカイコインに交換しての発券を考えている場合は、有利になるでしょう。
会員ステイタス ANAカード種類 |
||||
交換マイル数 | 交換後コイン数 | |||
1~9,999マイル | 1~9,999(1倍) | |||
10,000マイル | 13,000(1.3倍) | 12,000(1.2倍) | ||
20,000マイル | 28,000(1.4倍) | 26,000(1.3倍) | 24,000(1.2倍) | |
30,000マイル | 45,000(1.5倍) | 42,000(1.4倍) | 36,000(1.2倍) | |
40,000マイル | 64,000(1.6倍) | 60,000(1.5倍) | 48,000(1.2倍) | |
50,000マイル~ 200,000マイル |
85,000(1.7倍)~ 340,000(1.7倍) |
80,000(1.6倍)~ 320,000(1.6倍) |
75,000(1.5倍)~ 300,000(1.5倍) |
60,000(1.2倍)~ 240,000(1.2倍) |
国際線ではビジネスクラスチェックインカウンターが利用可能
ANAワイドゴールドカード会員なら、ANA国際線でエコノミークラスのチケットでもビジネスクラスカウンターを利用することができます。
フライトの混雑具合にもよるのですが、週末の夜便などになるとチェックインカウンター前にオープン時間前から長蛇の列になっていることが多々あります。SFC会員でなくても、ワイドゴールドカードを所持しているだけでビジネスカウンターが利用できるのは、メリットが大きいですね。
注 意
- ANA国際線運航便のみ対象になります。
- 利用できるのは本人のみとなります。
ANAカードとして付帯しているサービス
この項で紹介するサービスは、ANA VISAワイドゴールドカードのみではなく、ANAカードの特典として付帯しているサービスです。普段使いでも利用機会を逃さずにマイルを貯めたいところです。
ANAカードマイルプラスでさらにマイルが貯まる
これは、ANAカードマイルプラス提携店や、対象商品・サービスの利用で、ANAカードでクレジット決済すると、クレジットカード会社のポイント積算とは別に、100円(税込)につき1マイル、または200円(税込)につき1マイルが自動的に積算される、というサービスです。
100円ごとか、200円ごとなのかは利用するサービスによって異なりますが、100円につき1マイル付与されるお店での利用を考えると、
ANA VISAワイドゴールドの場合、通常利用で最高マイル還元率が1.72%。そこに1マイル(1%)がプラスされるので、2.72%というとんでもない還元率まで高めることが可能になります。
対象店が600店以上と非常に多岐に渡りますが、主なものでこのようなお店があります。ANA WEBサイトでの航空券購入ももちろん対象です。
対象店 | 付与率 |
---|---|
ANA航空券* | 100円=1マイル |
セブンイレブン | 200円=1マイル |
イトーヨーカ堂 | 200円=1マイル |
スターバックス | 100円=1マイル |
マツモトキヨシ | 100円=1マイル |
*ANA日本WEBサイト、国内空港カウンター購入分
また一部提携店では、ANAカードに付帯された三井住友カード発行の「iD」の利用分も対象になります。
注 意
- ANAカードマイルプラス加盟店でのANAカードのApple Payによるご利用はマイル積算の対象になりますが、ANAアメリカン・エキスプレス・カードのQUICPayでの利用分は対象外となるので注意が必要です。
ANAファミリーマイルでマイルを合算、マイルで家族旅行
ANAカードファミリーマイルは、家族がそれぞれ貯めたマイルを、特典旅行に交換する際に “必要なマイル数のみ” を合算して利用することができるサービスです。
ひとりのマイルでは特典に届かなくても、家族みんなのマイルを必要な分だけ足し合わせることで、家族での特典旅行も行きやすくなるというわけですね。
対象:日本在住のプライム会員(代表会員)と、生計を同一にし同居する配偶者・同性パートナーおよび一親等以内の親族となり、プライム会員以外で最大9名まで登録可能です。
サービス料金等は不要ですが、ANA WEBサイトから登録が必要です。
当日でもオトクな運賃 国内線のANAカード専用運賃「ビジネスきっぷ」
これはANAカード会員限定で、搭乗日当日でも予約・変更が可能で、ANA国内線全路線に設定のある、便利でおトクな「ANAカード会員専用」運賃となっています。名称こそ「ビジネス」と入っていますが、思い立ったが吉日、その日の旅行でももちろんOKです。
- 搭乗日当日まで予約・変更可能
会議が長引いてもOK!当日の変更も手数料無しで可能。 - 片道2回でも往復でも使える
同一路線2枚つづり航空券(記名式)
ご利用区間往復、または同一方向2回の利用が可能。 - マイルが100%貯まる
こんなにおトクな運賃なのにマイル積算率は100%。 - 国内線全路線でご利用OK
地方への出張、思いつきの旅行にも便利!
例えばある日の羽田 – 札幌新千歳。
確かに「特割」よりかは高いのですが、その分変更が可能でマイル積算100%。対して特割チケットは変更不可・マイル積算75%。
空港店舗内「ANA FESTA」が10%OFF
全国の各空港にある「ANA FESTA」というお店(お土産屋さん)で1,000円以上のお買い物の際、レジにてANAカードを提示すると、10%割引になるというサービスです。
1,000円以上というのがネックですが、お土産などを空港で調達する人は忘れずに提示したいところです。
こちらは「ANAカード事前体験サービス」の対象となっており、オンラインでANAカードに申込み+サービス利用登録で、カードが届く前からANA FESTA10%割引を受けることが可能になっています。
空港内免税店の買い物が10%OFF
ANAグループが運営している空港内の免税店で、ANA VISAワイドゴールドなら10%割引でお買い物ができます。
こちらも「ANAカード事前体験サービス」の対象となってはいるものの、カード到着までは5%の割引となることには注意が必要です。
恐らくはゴールドあるいはプレミアムカードの場合、申込後に審査落ちとなるリスクもあるので、割引特典だけを持ち逃げ?されないようにリスクヘッジのために5%までとしているのかなと想像されます。
成田空港
第1ターミナル 南ウイング ANA DUTY FREE SHOP、ANA DUTY FREE SHOP MEN
第1ターミナル 南ウイング 第4サテライト ANA DUTY & TAX FREE SHOP
羽田空港
国際線ターミナル 南側 TIAT DUTY FREE SHOP SOUTH
国際線ターミナル 北側 COSMETIC BOUTIQUE NORTH
(運営:全日空商事デューティーフリー株式会社)
関西空港
北ウイング ANA DUTY FREE SHOP
本館北側 ANA DUTY FREE SHOP LONGCHAMP・TUMI
那覇空港
国際線旅客ターミナル SHISEIDO 那覇空港店
国内線・国際線の機内販売が10%OFF
ANA国内線、国際線および、エアージャパン便での機内販売品の1,000円以上の購入時、ANAカードのクレジット決済金額が10%割引になります。
私自身は機内販売というものをほぼ利用したことがないのですが、10%引きの価格が海外の免税店より安くなるのであればアリの商品もあるかも知れません。
※ANA国内線では、ANAカードでのクレジット決済の場合、1便につき8万5千円まで。
※ANAカードでのクレジット決済金額のみ適用。
ショッピングサイト「A-style」でのお買い物がいつでも5%OFF
ANAが運営しているショッピングサイト「A-style」でのお買い物が、ANAカードの決済でいつでも5%OFFとなります。
こちらの「A-style」では、ANAマイルをANAショッピングポイントに1マイル = 1ポイントに交換することによって、実質ANAマイルでお買い物することができます。逆にショッピングポイントからマイルへは交換が出来ないので、その点は注意が必要です。
「A-style」ではANAオリジナル商品から、家電商品、カバン、スーツケースなどの旅グッズ、化粧品、ファッションブランド品など幅広い商品を扱っています。マイルが余ってしまっており、特典旅行にもなかなか行く暇がない、という方には嬉しい使い方ができるサイトかも知れません。
また、お買い物100円ごとに1マイル or 1ショッピンポイントを貯めることも可能です。
最短3営業日での発行が可能
ANA VISAワイドゴールドカードなら、申込みから最短で3営業日での発行が可能です。
これは3日で自宅に到着するということではなく、あくまで三井住友VISA側での発行日となります。自宅に到着するまでは、WEBサイトの説明では約1週間となっていますが、私の今までの経験では5営業日、つまり月曜申込みであれば、金曜受取りといった感じです。
だたし最短発行にはいくつか条件があります。
- カード申込み時に引落し口座の設定も同時完了させる(約50の金融機関が対応)
- キャッシング枠は設定しない(枠を設定した場合は最短5営業日)
- 営業日19:30までの申込み(それ以降は翌日扱い)
詳しくはこちらの記事で申込時の注意点も合わせてまとめました。
参考 ANA VISAカード、最短3営業日で発行するための条件
ANA VISAカードには、最短3営業日での発行が可能なものと、そうでないものがありますが、要は交通系ICのSuica、PASMO搭載カードは発行まで時間が必要ということです。それ以外であれば通常は最短発行が可能ということです。
年会費が割引きで14,000円から9,500円になる!
ANA VISAワイドゴールドカードの通常の年会費は14,000円、家族会員が4,000円になりますが、ここから2つの条件をクリアすることで9,500円、家族会員2,500円にまで下げることが可能です。
本会員:13,000円(1,000円割引)
家族会員:4,000円(対象外)
本会員:10,500円(3,500円割引)
家族会員:2,500円(1,500円割引)
本会員:9,500円(4,500円割引)
家族会員:2,500円(1,500円割引)
マイ・ペイすリボの利用登録は先述した通りで、カード申込み時に同時申込みも可能なので特に問題なしです。ただし、カード利用代金WEB明細書の割引は翌年からの適用となるので、初年度は10,500円となります。(*前年度6回以上の請求が必要)
これで一気にぐっとオトクになりました。
ANA VISAノーマルカードやANA VISA SUICA、ANA TOPカードなどで10マイルコースの年会費を支払うと割引後でも7,025円になることを考えるとワイドゴールドの9,500円が抜群のコスパです。
付帯保険内容を確認する
カードの種類によって様々な保険が付帯していますが、ANA VISAワイドゴールドは、エアラインの提携カードということだけあって国内航空便遅延保険、国内航空傷害保険が付帯しているのが特徴です。
保険については適用範囲(保険がワークする範囲)が厳密ですので、詳しくは約款で詳細に参照するのが一番ですが、ここでは概略を紹介します。
海外旅行傷害保険:最高5,000万円(自動付帯)
担保項目 | 傷 害 | 疾 病 | |
死亡・後遺障害 | 治療費用 | 治療費用 | |
保険金額 | 5,000万円 | 150万円 (1事故の限度額) |
150万円 (1疾病の限度額) |
通常、一番大きな保険金が割り当てられるのが海外旅行の傷害保険です。死亡の場合は天国から思い出すとして、特に注意して見ておきたいのは治療費用です。
海外では健保も国保も使えないので、ちょっとした治療でもバカにならない請求額になり、時にニュースに取り上げられたりします。ANA VISAワイドゴールドでは傷害、疾病共に1事故・疾病の治療費が150万円。ゴールドカードとしては一般的なレベルと言えます。
また自動付帯なので、旅行代金の支払いに利用する必要はありません。家族カードを発行した場合は、当然家族会員も被保険者となります。妊娠・出産・早産・流産、歯科疾病は支払いの対象外になることには注意しましょう。虫歯が気になる方はくれぐれも旅行前に治療を・・。
海外旅行:賠償責任最高3,000万円、携行品損害最高50万円
担保項目 | 賠償責任 | 携帯品損害 | 救援者費用 |
保険金額 | 3,000万円 (1事故の限度額) |
50万円 (1旅行中かつ1年間の限度額) |
100万円 (1年間の限度額) |
この中で一番利用する機会が多いと思われるのが、携帯品損害です。内容は文字とおり、海外旅行中に身の回りの携帯品が偶発的理由で壊れてしまったり、盗難された場合に保証してくれるものです。
一番多いのはやはりスマホ落下の画面割れ、デジカメを落として破損などでしょうか。私も実際、iPhoneを落として修理代を丸々持ってもらった経験があります。免責額3,000円、1個の上限額10万円など各種条件があるので詳しくは別記事にてまとめます。
海外旅行傷害保険 家族特約最高1,000万円(自動付帯)
担保項目 | 傷 害 | 疾 病 | |
死亡・後遺障害 | 治療費用 | 治療費用 | |
保険金額 | 1,000万円 | 50万円 (1事故の限度額) |
50万円 (1疾病の限度額) |
担保項目 | 賠償責任 | 携帯品損害 | 救援者費用 |
保険金額 | 1,000万円 (1事故の限度額) |
15万円 (1旅行中かつ1年間の限度額) |
50万円 (1年間の限度額) |
家族特約というのは、カード本会員・家族会員以外の家族にも適用されるもので、適用される範囲は下記の通りですが、早い話が子供ということですね。こちらも自動付帯となります。
- ANAゴールドカード本会員と生計を共にする19歳未満の同居の親族
- ANAゴールドカード本会員と生計を共にする19歳未満の別居の未婚の子
※親族とは6親等以内の血族または3親等以内
国内旅行傷害保険:最高5,000万円(自動付帯)
担保項目 | 公共交通乗用具 搭乗中傷害事故 |
宿泊火災 傷害事故 |
募集型企画旅行 参加中傷害事故 |
保険金額 | 死亡・後遺障害保険金額 :最高5,000万円 入院保険金日額 :5,000万円 通院保険金日額 :2,000万円 手術保険金 :最高20万円 |
こちらも自動付帯となりますが、海外旅行傷害保険と異なり、適用範囲が非常に限られます。大きく分けると下記の状況のみになります。
- 公共の乗物に乗車中の事故
- 宿泊施設での火災等の怪我
- ツアー旅行での怪我
個人的に自由な旅行に言って転んでケガした、みたいなのはダメということですね。国内であれば普通のケガ・疾病であれば健康保険証が使えるので、よほど大きな事態に巻き込まれない限り、そうそう困ることはないでしょう。
国内航空便遅延保険(利用付帯)
担保項目 | 航空便遅延費用 | |||
乗継遅延費用 | 出航遅延 欠航・搭乗不能費用 |
手荷物遅延費用 | 手荷物紛失費用 | |
保険金額 | 2万円 | 1万円 | 1万円 | 2万円 |
保険金をお支払いする主な場合 | 航空便を乗り継ぐ場合において、到着便の遅延によって出発便に搭乗することができず、実際の到着時刻から4 時間以内に代替となる航空便に搭乗できなかった場合 | 搭乗予定の航空便について、次のいずれかの事由が生じ、出航予定時刻から4 時間以内に代替となる航空便に搭乗できなかった場合 ・4時間以上の出航遅延 ・欠航・運休 ・搭乗予約受付業務のかしによる搭乗不能 | 搭乗する航空便が目的地に到着してから6 時間以内に受託手荷物が目的地に運搬されなかった場合 | 搭乗する航空便が目的地に到着してから48 時間以内に受託手荷物が目的地に運搬されなかった場合 |
受託手荷物の中に、被保険者が携行する身の回り品のうち、下着・寝間着等必要不可欠な衣類または洗面道具・剃刀・櫛等の生活必需品が含まれていた場合に限る。 | ||||
乗継地点において代替便が利用可能となるまでの間に被保険者が実際に負担した食事代およびホテル等の客室料 | 出航地において代替便が利用可能となるまでの間に被保険者が実際に負担した食事代 ・ホテル等の客室料はお支払い対象となりません。 |
目的地において被保険者が実際に負担した必要不可欠な衣類および生活必需品の購入費用または賃貸費用 | 航空便の目的地到着後96 時間以内に、目的地において被保険者が実際に負担した必要不可欠な衣類および生活必需品の購入費用または賃貸費用 |
こちらは利用付帯で国内線限定となりますが、航空便の遅延保険があるのはエアライン提携クレジットカードならではの特徴です。適用範囲が限られるものの、LCCなどの利用時にワークすることがあるかも知れません。
また原則、限度額を上限とした実負担額の保証となることには注意が必要です。
国内航空傷害保険(自動付帯)
担保項目 | 航空機搭乗中傷害事故 | |
保険金額 | 死亡の場合 後遺障害の場合 ※入院日額(事故から180日) ※通院日額(事故から180日以内で90日限度) ※手術費用 |
:5,000万円 :150万円~5,000万円 :10,000円 :2,000円 :100,000円~400,000円 |
こちらも国内線限定となりますが、自動付帯です。海外旅行途上での日本国内線に搭乗の場合は、海外旅行傷害保険が適用されます。(重複して支払われません)
もう少し詳しく別記事にて紹介します。
ANA VISA ワイドゴールドカード |
|
年会費 | 15,120円 4,320円 |
---|---|
ボーナスマイル | 2,000マイル カード種類別積算率: 25% |
付帯保険 | 外旅 5,000万円 内空 5,000万円 内旅 5,000万円 |
クレジットポイントから マイルへ |
移行手数料(年間) 無料 換算率 1,000円=1ポイント=10マイル |
会員特典 | ビジネスきっぷ / ビジネス専用チェックイン / 空港免税店10%OFF / 機内販売10%OFF / ANA FESTA 10%OFF / A-style 5%OFF /旅行商品5%OFF / ビジネス公開講座15%OFF / 提携ホテル宿泊割引 / 提携ホテル朝食・ウェルカムドリンク / レンタカー割引 / 電子マネー |
ANA マスターワイドゴールドカード |
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年会費 | 15,120円 4,320円 |
---|---|
ボーナスマイル | 2,000マイル カード種類別積算率: 25% |
付帯保険 | 外旅 5,000万円 内空 5,000万円 内旅 5,000万円 |
クレジットポイントから マイルへ |
移行手数料(年間) 無料 換算率 1,000円=1ポイント=10マイル |
会員特典 | ビジネスきっぷ / ビジネス専用チェックイン / 空港免税店10%OFF / 機内販売10%OFF / ANA FESTA 10%OFF / A-style 5%OFF /旅行商品5%OFF / ビジネス公開講座15%OFF / 提携ホテル宿泊割引 / 提携ホテル朝食・ウェルカムドリンク / レンタカー割引 / 電子マネー |
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