通勤、通学でJR圏を利用する人で、定期とクレジットカードを1枚にまとめたい人にオススメなのが「ANA VISA Suicaカード」です。また学生でも発行できることが大きな特徴です。
現在実施中の入会キャンペーンでは最大で、
22,000マイル + カード利用分14,500マイル = 36,500マイル
を獲得できるチャンスがありますが、全ての条件をクリアするのは少々厳しいので、初年度としては「18,000マイル」あたりが現実的な獲得マイル数になるでしょうか。本記事ではANA VISA Suicaカードのキャンペーン内容を詳しく見ていきます。
ANA VISA Suica 2018 入会キャンペーン
キャンペーン獲得マイル数 最大22,000マイル
入会 ボーナスマイル |
マイ・ペイすリボ 利用キャンペーン |
家族カード入会& 利用キャンペーン |
ANA銀聯入会&利用 キャンペーン |
1,000マイル | 最大15,000マイル (1,500ポイント) |
– | 6,000マイル (600ポイント) |
エントリー不要
入会ボーナスマイル 1,000マイル プレゼント
エントリー不要で、カードに入会するともれなくANAマイルがプレゼントされますので、こちらは特に問題なしです。
下記で紹介する他のキャンペーンと違い、VISAのポイントではなくANAから直接マイルが付与されます。カード発行後、下記のマイル付与時期を参考にANAのWEBサイトでログインして確かめてみましょう。
マイルが付与されれば、ANA WEBサイトの獲得マイル詳細ページでこのように記載されます。
マイル付与時期
・年会費引落月の翌月末
4/30まで エントリー要
マイ・ぺいすリボ利用キャンペーン 最大15,000マイル プレゼント
こちらは特典マイル数が大きいので逃せません。今回のキャンペーンは利用対象期間が入会から6ヶ月間と長めに設定されています。
このボーナスは「マイ・ペイすリボ」と言ういわゆる「リボ払い」への登録と利用が条件になります。リボ払いと聞くとちょっと構えてしまいますが、安心して下さい、心配無用です。毎月の支払い額を“カード利用枠上限と同額”に設定しておけば、金利負担が発生することはありません。つまり通常の1回払いと同じと考えて大丈夫です。
ただし毎月10円ほどの負担でマイル還元率を1.45%まで上げる方法もあるので、チャレンジしたい人はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
参考 「ANA VISA ワイドゴールド」、最大マイル還元率1.72%のオトクな仕組み
今回のキャンペーンは、マイル付与数が利用額によって3段階に分かれています。最大のマイル数を獲得するには、100万円以上の利用が必要・・。対象期間が入会から6ヶ月であることを考えると、平均で約17万円/月の決済が必要。
現実的には50万円以上というのがクリアできそうな金額でしょうか。50万円なら毎月約8万4千円の決済。水道光熱費・携帯代・ネット代金、食料品の買い物、etc ・・・。
6ヶ月間のあらゆる支払いをANAカード1枚に集中させてなんとかクリアしましょう。
利用金額10万円以上の場合でもマイルはもらえるのですが、ここは踏ん張って6ヶ月50万円を目指したいところです。
利用金額 | 10万円以上〜50万円未満 | 50万円以上〜100万円未満 | 100万円以上 |
獲得マイル数 | 5,000マイル (500ポイント) |
10,000マイル (1,000ポイント) |
15,000マイル (1,500ポイント) |
マイル付与時期
入会日 | 対象期間 | ポイント付与時期 |
---|---|---|
2017年12月1日 ~2018年1月31日 | 入会月を含む6ヵ月間 | 2018年10月10日請求分の利用代金確定時 (2018年9月下旬) |
この特典は三井住友VISAカードの「ワールドプレゼントポイント」として付与されます。ポイント付与時期が少し遅いので、忘れないように確認をしましょう。
- 本キャンペーンはエントリーが必要なので、カード発行にVpassにログイン後、キャンペーンページからエントリーも忘れずに
- エントリー前に利用したキャンペーン期間中のご利用分も合算されます。
- 「iD」での利用分ももちろん対象です。
利用明細の確認に便利な三井住友VISAカードのオンラインサービス「Vpass」の解説はこちら。
参考 ANA VISAカードはVpassにログインして情報を一括管理
4/30まで エントリー要
ANA銀聯カード入会+利用で 最大6,000マイル プレゼント
こちらのキャンペーンは注意が必要です。
ANA銀聯カードを発行した上、発行から6ヶ月以内に合計5万円(含む消費税等)以上の利用が必要となります。
最近よく聞くこの「銀聯カード」とは、中国のクレジットカードブランドで、中国の大都市から地方都市まで幅広いネットワークを活かし、より多くのショッピング加盟店で利用が可能です。また最近では日本でもコンビニ、ドラッグストア、家電量販店等を始めかなり多くのお店で使えるようになってきています。
利用できるお店が非常に限られていること、6ヶ月以内で5万円という金額を考えると、大きな家電の購入予定*などがある方以外は、現実的には条件クリアが少し難しいと考えます。
*ビッグカメラ、ミニストップなどで利用可能です。
年会費は永年無料、カード発行手数料は本来必要なのですが、キャンペーン中に付き家族カードも含めて発行手数料も無料となっています。
また、ANA VISAカードはブランドや種類が違えば複数枚持つことも可能ですが、ANA銀聯カードは1名義1枚しか持てないことにも注意しましょう。
対象
ANA銀聯カードを新規発行し、エントリーのうえ、入会から6ヶ月以内に合計5万円以上の利用があった本会員。
マイル付与時期
入会日 | 対象期間 | ポイント付与時期 |
---|---|---|
2017年12月1日 ~2018年01月31日 | 入会月を含む6ヵ月間 | 2018年10月10日請求分の利用代金確定時 (2018年9月下旬) |
- 本キャンペーンは「ANA銀聯カード」のANAカード新規入会時の同時申込み、または、
すでにANAカード会員の方の「ANA銀聯カード」追加申し込みのどちらも対象となります。 - エントリー前に利用したカードご利用期間中の「ANA銀聯カード」利用分も対象となります。
キャンペーンでの現実的なマイル獲得見込み
10マイルコースを理解する
キャンペーンの詳細が確認できたところで、現実的に獲得可能なマイル数を考えてみます。
最初に紹介した「ANAカード入会ボーナス」1,000マイル以外は、全て三井住友VISAカードのポイント(ワールドプレゼントポイント)として付与されます。
ANA VISA Suicaカードの場合、通常は 1ポイント = 5マイル でANAマイルに移行することが可能ですが、
「10マイルコース」というものに申込むことによって 1ポイント = 10マイル で移行することが可能になります。ただし、申込み年度ごと(4/1~翌年3/31)に手数料が6,000円(税別)必要となります。
せっかくカード自体の年会費が初年度無料になるところで、6,000円も払うのはなんだかもったいないと感じなくもない・・・。わかります。しかしながらマイル移行が倍になるというのは、かなり大きな特典です。そして重要になるのが、
という点です。つまりカードを申し込んだ初年度で、無理に10マイルコースに申込む必要はなありません。2年目、3年目までポイントを貯めてから、マイルに移行したいタイミング(年度)で10マイルコースに申し込むということもありです。
そうすれば、手数料6,000円が発生するのは一度だけで済みます。
是非とも実践したいマイル還元率1.45%の実現方法
また、こちらの別記事で詳しく紹介している方法を駆使すると、ANA VISA Suicaカードでは入会初年度は最高1.45%、2年目から最高1.585%までマイル還元率を高めることが可能です。
少し手間こそかかりますが、通常のままのカード使用では100円 = 1マイルが、100円 =1.45マイルまでつまり1.45倍にもなります。普段使いのメインカードとして利用を重ねた場合、大きな差となるので是非とも実践をオススメです。
参考 三井住友VISAカードの「マイ・ペイすリボ」を理解する
以下の試算ではマイペイすリボの利用分を、全てマイル還元率1.45%として試算してみます。
マイ・ぺいすリボの利用キャンペーン金額を、6ヶ月で50万円は利用すると仮定して、50万円、100万円の場合で諸条件ごとに見てみます。個人的には “6ヶ月50万円決済+家族カード” あたりが現実的に達成可能な範囲と見ています。
マイ・ぺいすリボ 50万円決済達成の場合
銀聯あり + 5マイルコース |
銀聯あり + 10マイルコース |
銀聯なし + 5マイルコース |
銀聯なし + 10マイルコース |
|
本会員 | ||||
銀聯 | – | |||
年会費 | 初年度無料 | |||
銀聯カード年会費 | 無 料 | |||
10マイルコース手数料 | なし | 6,000円 | なし | 6,000円 |
初年度 実質年会費 |
無料 | 6,000円 | 無料 | 6,000円 |
入会ボーナス | 1,000マイル | |||
リボ キャンペーン |
5,000マイル | 10,000マイル | 5,000マイル | 10,000マイル |
50万円利用分 | 4,750マイル | 7,250マイル | 4,750マイル | 7,250マイル |
銀聯カード利用 | 6,000マイル | 6,000マイル | – | – |
獲得マイル | 16,750マイル | 24,250マイル | 10,750マイル | 18,250マイル |
マイ・ぺいすリボ 100万円決済達成の場合
銀聯あり + 5マイルコース |
銀聯あり + 10マイルコース |
銀聯なし + 5マイルコース |
銀聯なし + 10マイルコース |
|
本会員 | ||||
銀聯 | – | |||
年会費 | 初年度無料 | |||
銀聯カード年会費 | 無 料 | |||
10マイルコース手数料 | なし | 6,000円 | なし | 6,000円 |
初年度 実質年会費 |
無料 | 6,000円 | 無料 | 6,000円 |
入会ボーナス | 1,000マイル | |||
リボ キャンペーン |
7,500マイル | 15,000マイル | 7,500マイル | 15,000マイル |
100万円利用分 | 9,500マイル | 14,500マイル | 9,500マイル | 14,500マイル |
銀聯カード利用 | 6,000マイル | 6,000マイル | – | – |
獲得マイル | 24,000マイル | 36,500マイル | 18,000マイル | 30,500マイル |
18,000マイルで行く特典航空券旅行
上記の試算では、“銀聯カード無し+10マイルコース+6ヶ月50万円決済” の条件達成でも18,250マイル、条件全達成では最高36,500マイルとなります。
ですので初年度から10マイルコースでマイルを移行すれば、手数料6,000円こそかかってしまいますが、マイルでの海外旅行も充分に可能と考えられます。
18,000マイルあればANAの場合、余裕で海外特典航空券も発券できます。下記の表の通り、ソウル、上海、台湾、香港、フィリピンもマイルで旅行に行けてしまいます。
夫婦であれば、先に夫名義のカードを発行して条件をクリア次第、続いて妻名義のカードを発行して条件をクリアを目指すということになるでしょう。
18,000マイルで発券する海外特典航空券
ANA特典航空券マイルチャート例(往復必要マイル数)
発着地 | 利用 クラス |
目的地 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
韓国 | アジア 1 | アジア 2 | ||||||||
L | R | H | L | R | H | L | R | H | ||
日本 | エコノミー | 12,000 | 15,000 | 18,000 | 17,000 | 20,000 | 23,000 | 30,000 | 35,000 | 38,000 |
エリア区分
アジア1 | 中国(北京、大連、瀋陽、青島、上海、杭州、広州、厦門、成都、武漢)、香港、台湾(台北)、フィリピン(マニラ) |
---|---|
アジア2 | シンガポール、バンコク、ホーチミン、ヤンゴン、ジャカルタ、ムンバイ、デリー、ハノイ、クアラルンプール、プノンペン |
シーズンチャート
L | 2017年 | 5/9~6/30、12/1~12/21 |
---|---|---|
2018年 | 1/8~1/31、5/8~6/30、12/1~12/20 | |
2019年 | 1/7~1/25 | |
R | 2017年 | 7/1~8/3、8/22~11/30 |
2018年 | 2/1~3/31、7/1~8/2、8/21~11/30 | |
2019年 | 1/26~3/31 | |
H | 2017年 | 8/4~8/21、12/22~12/31 |
2018年 | 1/1~1/7、4/26~5/7、8/3~8/20、12/21~12/31 | |
2019年 | 1/1~1/6 |
2年目以降のマイル戦略、10マイルコースの申込みタイミング
もう少しマイルを貯めたい場合は、初年度だけでなく2年目以降にまたがって普段使いでの決済を重ねマイルを貯めていく方法も、もちろんありです。
先述した通り、10マイルコースの手数料は申し込んだ年度(4/1~翌年3/31)のみ発生。貯めたポイントをマイルに移行したい年度(タイミング)で10マイルコースに申し込むということがキモです。
仮に2年目、あるいは3年目に10マイルコースでマイルを移行した場合を試算してみます。年間決済額はやや少なめ50万円(4.2万円/月)、銀聯カード無しとします。
初年度に移行 | 2年目に移行 | 3年目に移行 | ||
本会員 | ||||
年会費 | 1年目 | 初年度無料 | ||
2年目 | – | 751円 | 751円 | |
3年目 | – | – | 751円 | |
10マイルコース 手数料 |
1年目 | 6,000円 | – | – |
2年目 | – | 6,000円 | – | |
3年目 | – | – | 6,000円 | |
年会費・ 手数料合計 | 6,000円 | 6,751円 | 7,502円 | |
入会ボーナス | 1,000マイル | – | – | |
継続ボーナス | 1,000マイル | 1,000マイル | ||
リボ キャンペーン | 10,000マイル | – | – | |
50万円利用分 | 1年目 | 7,250マイル | 7,250マイル | 7,250マイル |
2年目 | – | 7,250マイル | 7,250マイル | |
3年目 | – | – | 7,250マイル | |
ステージ V1 | 2年目 | – | 225マイル | 225マイル |
3年目 | – | – | 225マイル | |
獲得マイル | 1年目 | 18,250マイル | 18,250マイル | 18,250マイル |
2年目 | – | 7,475マイル | 7,475マイル | |
3年目 | – | – | 7,475マイル | |
合計獲得マイル | 18,250マイル | 26,725マイル | 34,200マイル |
上記試算では2年目、3年目も50万円づつ決済すれば、30,000マイルを貯めることは充分に可能です。カード年会費も割引でわずか751円(税別)となることは特筆です。
ANA VISA ワイドゴールドカードの年会費9,500円が少々高いという方には、普段使いのレギュラークレカとしても戦力となるでしょう。
2年目からは年会費が751円、年会費最安のANAカードに
ANA VISA Suicaカードの通常の年会費は2,000円ですが、入会初年度は無料に。2年目からもマイペイスリボへの登録&利用で751円にまで下げることが可能です。
年会費:1,500円(500円割引)
年会費:751円(1,249円割引)
通常のANAノーマルカードが同様の割引後でも年会費が1,025円。ANA Suicaの751円は、ANA TOP&ClubQ PASMOカードと並んで年会費最安のANAカードとなります。
ANA VISA Suicaカード |
|
年会費 | 2,160円 初年度年会費無料 家族カード設定なし |
---|---|
ボーナスマイル | 1,000マイル カード種類別積算率: 10% |
付帯保険 | 外旅 1,000万円 内空 1,000万円 内旅 なし |
クレジットポイント からマイルへ |
移行手数料(年間) 6,480円:10マイルコース(年間)/無料:5マイルコース 換算率 10マイルコース:1,000円=1ポイント=10マイル 5マイルコース:1,000円=1ポイント=5マイル |
会員特典 | ビジネスきっぷ / 空港免税店5%OFF / 機内販売10%OFF / ANA FESTA 10%OFF / A-style 5%OFF /旅行商品5%OFF / ビジネス公開講座15%OFF / 提携ホテル宿泊割引 / レンタカー割引 / 電子マネー |
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