久々にANAの国内線に乗る機会がありまして。
Wifiサービスがどんなものかなと。
国内線は個別モニターもありませんし、通路側席になっちゃって富士山も見えない、
本も雑誌もあいにく持参していない、Kindleで気合い入れて買った小難しい意識高い系の本も今は読む気力がない・・・
そんな無気力でアンニュイな時間にも、そこそこ暇つぶしに使えて、個人的には雑誌のラインナップが良さげな感じでした。
他には無料でリアルタイムのTV放送「ANA SKY LIVE TV」が見れるのが売りの一つですね。
ANA国内線のWifiサービスを試す
Wifiが使える機材はまだ限られている
ANAの国際線はほぼ全ての機材でWifiが使えるようですが、国内線はそうでもない様子。
- Wifiが使える機材は2016年で26機(2017年度中に100機予定)
- DHC8-Q400はサービス内容が限定
- B737-500、-700型機は対象外
- Wifiが使える機材には、機内入口にロゴマークがあり
ANA全体の保有機材数が256台(2017/2時点)、その内、国内線の数は?。確率でいうとどのぐらいなのかな。んー、わからない。
機材ぐりは結構直前まで分からないことがあるので、事前案内は難しいとのこと。
理解しましょう。
搭乗時に機体入口の壁面にこの「ANA Wi-Fi Service」ステッカーが貼られていれば、使えますよラッキーということですね。運ということで。
機内WiFiは無料
Wifiサービスは大きく分けて2つ。
- 機内のエンタメ:無料
- インターネット接続:有料
メールしたり、外のサイトを見に行ったりするのは有料。まぁそりゃそうですね。JALは結構無料クーポンをばら撒いたりしていますが、ANAはあまり聞いたことがなく。
機内Wi-fiサービスを使ってみる
ブラウザ(Safariとか、Chrome)からの利用の場合、全てのコンテンツが利用できない。これはブラウザでは著作権保護技術「DRM」を用いたコンテンツを視聴できないため。
なので、事前にANAアプリをダウンロードしておくことを推奨。
WiFiの回線選択で「ANA-WiFi-Service」を選択した後、ANAアプリを立ち上げ。下部メニューから「もっと見る」をクリック。
「国内線 機内WiFi」をクリック。表示された画面で「接続ボタン」をポチーー
接続中クルクルになりまして。
トップ画面が表示されました。色々とメニューが表示されます。
順に見ていきます。
NEWSはこんな感じ。AFPなどの時事ニュースですね。
ショッピングはブラウザが開き、色々と。
MAP。飛行ルートが表示されます。拡大とかは出来ませんでした。
自動で表示内容がローテンションし、速度や飛行距離や残り時間などの情報が表示されます。
トップ画面の出発地、目的地をクリックすればそれぞれの天気予報も。さらに他の地域も選択が可能。春の沖縄はちょうど過ごしやすい気候、メンソ〜レ〜
エンタメメニューをチェック
気になるエンタメメニューはこの4つから。
- SKY LIVE TV(スカパーが提供)
- VIDEO(ビデオプログラム)
- e-books(電子書籍)
- Audio(オーディオプログラム)
SKY LIVE TV
スカパーが提供するサービスで、生放送が見れるということですね。チャンネルはこの4つ。
試しにCNN Jを見てみましたところ、特にコマ落ちも無くキレイに見ることが出来ました。通信の状況によりカタつく場合もありとのこと。
ビデオプログラム
最近のドラマ「勇者ヨシヒコ」や「フルハウス」、子供向けアニメでは「ドラえもん」などがラインナップされていました。
退屈な子供対策にも持って来いですね。
電子書籍
老若男女カバー出来るように、わりと幅広いラインナップがありました。個人的には暇つぶしに適当に流し読みするには、この辺の雑誌が程よいなぁと思います。
雑誌で代表的なものでは、
- Casa Brutus
- BRUTUS
- MEN’S EX
- MEN’S CLUB
- 家庭画報
- クロワッサン
- 散歩の達人
- とつげき!シーナワールド!!
- TIME
などなど。
他には「クロサキ」などの漫画や、実用書の類もありました。
MENS CLUBだとこんな感じで。スマホで見るにはちょい小さいのですが、そこは拡大出来るので、パラパラーと見れます。
音楽
あと音楽もあります。(スクリーンショット忘れました)
ただし、音楽とビデオはANAのWEBサイトで月替りのプログラムを確認出来るので、ちょっと気になる方は事前にラインナップの確認をどうぞ。
参考 ANA WIFI AUDIO・VIDEOラインナップ (2017/5)
*URLの月の部分の数字を変えれば他の月も見れます
有料インターネット接続、ただしANAのサイトは無料
でも、お高いんでしょー ??
トップ画面から「インターネット接続はこちら」ボタンをポチーー
気になるお値段はこちら。
支払いはクレジットカード(マスターカード、VISA、アメリカン・エキスプレス、ダイナース、JCB)か、マイルのみ。電子マネー、現金などは不可。
料金プラン | 利用時間 | 料金 | 必要マイル数 |
---|---|---|---|
ANA Wi-Fi 40分プラン | 40分 | 550円 | 550マイル |
ANA Wi-Fi フルフライトプラン | 離陸の約5分後から着陸の約5分前まで | 1050円 | 1050マイル |
これを高いと見るとか、安いと見るか。んー。
1分を惜しんでメールを打ち続ける猛烈サラリーマンにとっては、上空でひと仕事片付くなら安いと感じるでしょうか・・・。
国内線日本最長路線の新千歳ー那覇(CTS-OKA)でもせいぜい3時間半。
そのぐらいの時間、メールも嫌な上司も忘れましょうよ、ねぇ。
ちなみに、ANAのサイトは無料で接続が可能です。
あとアナウンス中は一旦止まります。
システムはパナソニックアビオニクス
細かめの話。システムやJALとの比較など。
嵐と錦織のJALは、ANAに先行すること2012年7月から国際線で「JAL SKY Wi-Fi」としてWifiサービスを開始。システムはパナソニックアビオニクスを採用。チェケソーソーですね。
続いて2014年7月23日からは国内線でも開始、システムは米の「Gogo」。
で、福原愛と羽生結弦のANAは、JALに遅れること2年弱、2014年3月から国際線で「ANA WiFi」を開始。このとき採用されたシステムは、エアバスなどが出資するOn air社の「インターネットオンエア」。
国内線では2015年5月から、B787で「ANA WiFi 2」を開始。この時採用されたのシステムはパナソニックアビオニクスの「eXConnect」。
さらに以後導入した787とA320neoでは国際線でも「eXConnect」を採用。つまり機材でシステムが分かれている。利便性の問題なのか大人の事情なのかは分からない。
整理
ANA | JAL | ||
---|---|---|---|
国際線 | B787 A320neo |
Panasonic Avionics 「eXConnect」 |
Panasonic Avionics 「eXConnect」 |
B777-300ER B767-300ER |
On Air 「Internet Onair」 |
||
国内線 | Panasonic Avionics 「eXConnect」 |
Gogo |
参考 On Air
参考 Gogo
参考 Panasonic Avionics : eXConnect
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