シティ銀行、三井住友信託銀行へクレジット事業「ダイナース」を売却か | M&Aタイムス.
米金融大手シティグループは「ダイナース」ブランドでの日本のクレジットカード事業を、三井住友信託銀行に売却する方向で独占的な交渉に入った。3月中の合意をめざす。三井住友信託は知名度のあるカードブランドの日本事業を獲得して富裕層ビジネスを広げる。・・・(中略)・・・
・・・三井住友信託はグループのカード会社として三井住友トラスト・カードを抱えるが、認知度は低い。買収によってダイナースの顧客を取り込むほか、従来の銀行顧客に提供する商品・サービスの拡充にもつなげる考えだ。カードの顧客向けサービスは原則維持する見通し。
シティグループは2014年に世界的な不採算部門の見直しの一環として、日本の個人金融ビジネスからの撤退を決めた。シティのカード会社の買収には新生銀行と三越伊勢丹ホールディングス、JCBの3社連合なども関心を示していたが、シティ側は三井住友信託の経営規模や安定性を評価し、独占的な交渉に入った。・・・・・・・
日本経済新聞2015/2/13
先日ついにこのようなニュースが報道されました。
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ダイナースの譲渡先を巡っては、一時は三井住友信託が一歩リードと報じられながらも一転、12月頃には
新生銀行と三越伊勢丹ホールディングス、ジェーシービー(JCB)の3社が、「ダイナース」ブランドのクレジットカードを日本で発行する会社を共同買収する検討に入ったことが分かった。 -読売新聞 2014/12/6
と、混戦模様の様子が報じられました。
ホルダーの一人としては、小さいことですが三越が参戦することによって、羽田の「TIAT LOUNGE ANNEXラウンジ」と「TIAT LOUNGE ANNEXラウンジ」が使えるようになることを密かに期待していました。そうすればエコノミーでもシャワーが無料で使えるようになるからです。
ところが、二転三転で結局今回の報道となりました。
Citi側としては、新生・三越伊勢丹・JCB3社連合が充分に持つ顧客向けサービスの経験よりも、三井住友信託の財務安定基盤を優先したのではないかと邪推します。
「顧客向けサービスは原則維持」の「原則」というところが、低俗性ホルダーの一人としてはなんとも気になるところですが・・・。3月中の合意を目指すとありますので、続報を待ちましょう。
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