ANAが国内線特典航空券の片道必要マイル数を下げることを発表しましたが、長距離区間や使い方によってはユナイテッド航空のマイルを使った発券の方がお得な場合がありそうですので検証してみました。
ANA国内線特典航空券の片道利用に必要なマイル数がお得になります
ANAが国内線特典航空券の片道必要マイル数を下げることを発表し、最低5,000マイルから使用することが可能になりました。今まで片道発券の場合は、往復発券の場合より割高だったのですが、これを往復のちょうど半分に設定したわけです。
【申し込み開始】 2015年2月24日発券分より
【対象搭乗期間】 2015年4月24日搭乗分より
私自身は国内線も片道発券もする機会はまず無いのですが、万が一片道発券する場合には便利になったかと思います。
長距離区間ならユナイテッド航空マイレージプラスの方がお得!
さて、ANA国内線の特典航空券と言えば、同じスターアライアンスグループのユナイテッド航空のマイルを使っての発券が可能です。2014.2以前は往復12,000マイルと相当お得感があったのですが、それ以後は往復20,000マイル、片道10,000マイルとなってしまい、近距離路線では素直にANA、あるいはJALで普通に発券したほうがマイル数が少なくて済みました。
しかしながら、ユナイテッド航空から他社の特典航空券を取る場合は燃油サーチャージが無料となりますので、単純にマイル数だけの比較が可能となります。
またANAではシーズン制となっており、シーズンにより必要マイル数が異なるのに対し、ユナイテッドでは通年で必要マイル数は変わりません。
そうしてみると、単純往復でANAよりユナイテッドから発券した方がお得なのは、20,000マイル以上が必要な下記の区間となります。
区間 | ANA | ユナイテッド | |||
片道 | 往復 | 片道 | 往復 | ||
1,601〜2,000マイル区間 | 東京〜沖縄 | H 10,500 | H 21,000 | 10,000 | 20,000 |
大阪〜石垣 | |||||
静岡〜沖縄 | |||||
名古屋〜沖縄 | |||||
札幌〜福岡 | |||||
2,001〜4,000マイル区間 | 東京〜石垣 | R 10,000H 11,500 | R 20,000H 23,000 | ||
名古屋〜石垣 | |||||
札幌〜沖縄 | |||||
沖縄〜仙台、新潟 |
*シーズンチャート
L(ローシーズン) | 2015 | 1/6~2/27、4/1~4/23、11/30~12/22 |
R(レギュラーシーズン) | 2/28~3/19、5/8~8/6、8/18~11/29 | |
H(ハイシーズン) | 1/1~1/5、3/20~3/31、4/24~5/7、8/7~8/17、12/23~12/31 |
いかがでしょうか。行き先とシーズンに合わせてうまく両社を使い分けたいところですね。
更に、ユナイテッド航空からANA国内線特典航空券を発券する際の特徴が
・最大3区間までOK(区間により制約あり?)
・往復発券の場合は、往路か復路のどちらかで1回ストップオーバーが可能
・ストップオーバー以外での乗継は片道:12時間、往復:24時間の滞在が可能
となっており、ここが一番大きいのではないでしょうか。例えば
・札幌〜羽田〜沖縄〜石垣
・札幌〜名古屋〜沖縄〜石垣
こんな感じで3区間乗っても同じ10,000マイルです。ANAのマイルで発券する場合は、各区間ごとにマイルが必要となりますので、こうはいきません。
まとめ
ユナイテッドの場合は上記のルールをうまく組み合わせて、まだまだ面白い旅程が組めそうですね!ANAとユナイテッド、目的により上手に使い分けをしたいところです!
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