2017/4のインドぶらり旅にて。
インドはデリー空港で「airtel」のプリペイドSIMを購入し、10日間使用してみましたので設定方法や、アプリの便利な使い方などを紹介します。
950ルピー(約1700円)でデータ量が3GB、インド中をカバーしており、非常に便利でした。
現地での実際の使用はアプリを使用した方がすこぶる便利なので、アプリの事前インストールをオススメします。
またインドのプリペイドSIMはアクティベーションまで時間がかかり、開通が半日後になることには注意が必要です。
今回私が購入したのはデリー空港(DEL)ですが、ムンバイ空港(BOM)でも販売しているので、購入方法、設定方法は同様と思われます。
インド airtelの購入、設定方法
デリー空港 airtelショップの場所
デリー空港到着後、イミグレを通過し荷物を受け取った後、到着ロビーに出てきます。ゲート4と5の間にair telのショップがあります。
参考 DEL airport MAP (Terminal 3 International Arrival)
購入方法
- 支払い方法:現金、クレカ(VISAのみ、マスター等不可)
- 必要なもの:パスポート、ホテルの住所、SIMフリーのスマホ
- プラン*:データ1GB+265ルピーのクレジット(通話にもデータ購入にも使用可)
- 価格:950ルピー(約1700円)
- 開通までの時間:約半日後
*他プランは選択不可。
カウンターに行き、プリペイドSIMを購入したいと告げればOKです。プランを聞いて見ましたが、データ1GB+通話プランのみということで、他は選べないようでした。
但し後述しますが、265ルピーあれば追加で2GBは買えますので、通話やSMSを多様しないのであれば、実質データパケット3GBと考えてOKです。
パスポートを渡し、申込み用紙に現地の住所(ホテル住所でOK)を記入します。また申込時に必要な本人の写真はその場で店員さんがタブレットで撮ってくれます。
スマホも渡しSIMカードも入れ替えてもらいます。
- スムーズに作業してもらうため言語設定を英語にしておくことをオススメ。
- 言うまでもなく、スマホはSIMフリーであることが必要です。
- MVNO(格安SIM)を利用している場合、構成プロファイルを削除する。
渡されるレシートがこちら。
合計950ルピーでしたが、料金内訳は、基本料金(データ1GB含む)700ルピー+追加残高250ルピーとなるようです。
ピンクで囲った部分、上がパスポートの下4桁、下が生まれ年4桁で翌日アクティベーションの際に必要になります。
店員さんも説明してくれますが、実際に使用出来るのは半日後になるので注意が必要です。詳しくは後述。合わせて渡されるSIMのパッケージ。番号が殴り書きされています。
支払いに使えるクレカはVISAのみ。Master、JCB、Amex、Dinersなどは使用できないので注意です。現金で支払う場合は同フロアの近くにATMもあるので、そちらでキャッシングも可能です。
支払いを終えれば本日はこれにて終了。アクティベーション作業は明日になります。
時間帯によっては混んでいることもあるので、ホテルのTaxi等を予約している場合は時間に余裕をもっておいた方が良いでしょう。実際のSIMはこちら。nano-SIMです。
APN設定
当方、iPhoneなのでAPN設定は行う必要はありませんでした。ただAndroidユーザーの場合、店員さんが基本的には行ってくれると思いますが、万が一行われていなかった場合、自身で行う必要があります。(*APN:Access Point Name)
- 名前: Airtel(任意のもの)
- APN: airtelgprs.com
- ユーザ名: なし
- パスワード: なし
airtel アクティベーション方法
私がSIMを購入したのは深夜の01:00前ぐらい、airtelの電波をキャッチしたのが翌日午後12:30頃でした。
開通まで約12時間かかる、と考えてよさそうです。
電波をキャッチすると「圏外」の表示から「Airtel」の表示になります。これでアクティベーションへ進めます。
自動応答のテープが流れるので英語が苦手な方も心配はありません。流れとしてはこのような感じです。
- 59059にダイヤル
- 言語選択で英語(1を選択)
- メニューで新規アクティベート(2を選択)
- パスポート番号下4桁を入力
- 入力した内容が流れるので正しければ1
- 誕生年4桁(yyyy)を入力
- 入力した内容が流れるので正しければ1
- Thank youメッセージが流れる
- 約15分後に再起動でデータ通信が可能
程なくしてSMSが届きます。30分ほどで使えるようになるよとのことです。実際はアナウンス通り、15分ほどでデータ通信も使えるようになりました。
街中でスピード測定
表示は4Gですが、さてスピードは如何程に。ダウン7.19Mbps、アップ9.93Mbps。通常使用としては必要充分なスピードでした。
airtelのアプリを使いこなす
余計なデータ量を食わないために、アプリのダウンロードは予め日本でしていくことをオススメします。
アプリを立ち上げ、最初はSIMカードと紐付けるためにアクティベーションが必要です。携帯番号を入力してOTP(ワンタイムパスワードを送信)、送られてくる4桁を入力して完了です。
この時点ではまだ15ルピー。データ残は1GB入っていますので、とりあえず安心です。
アクティベーション後、2時間ほどして250ルピーのリチャージが完了しましたよ、とSMSが入りました。この250ルピーこそがSIM購入時に書かれていた250ルピーなのですね。
アプリのメニューからAccount Balanceを確認すると、確かに始めの残高15ルピーに250追加されて265ルピー!一安心です。
ついでにデータバランスも1003MB。1GBですね。有効期限は購入日から30日間のようです。
airtelアプリを使ってデータ残高を追加購入する方法
データ残量が少し減ってきましたので追加で購入してみます。メニューからDate Balanceを選んで、Buy Packsボタンで進みます。
ここで表示されるBrowse Plansは、他のメニューからだと表示されないようです。選ぶポイントはデータ容量と、有効日数です。
Rs148というプランが良さそうでした。3G/4Gのパケット2GB(28日間有効)です。プラン名の通り148ルピー(約270円)、安い! 選択して進みます。
何度かUberのドライバーと話しましたので当初から残高が減って241.71ルピーになっていますが、まだ大丈夫です。残高からの支払い(Pay via Balance)を選択して進みます。
Success!完了です。
程なくリチャージ完了のSMSが2通届きました。
アプリで残高を見てみますと、SMSにある通り500MBだけまず追加され、残高額は減っています。
2、3分後に2GB追加されました。データを追加購入したのが04/17なので、有効期限はそこから28日後の05/14までとなっています。
州をまたいでの移動でもそのまま使えます
事前調べでは州をまたいで移動すると、データプランが適用外になりローミングが適用され割高になるとの情報があったのですが、そんなことはなく、
州をまたぐごとにSMSでのお知らせが来るだけで、そのまま使用することが出来ました。
デリーからお隣ハリヤーナ州や、
アーグラではUP West、
ガンジスのバラナシではUP East、
南に大きく移動したムンバイと、インド各地でそのまま使用が可能でした。
日本のクレカではリチャージができない
色々試してみましたが、結論を言えば日本発行のクレジットカードでは残高の追加購入(リチャージ)は出来ない仕様のようです。
まずアプリにて。Uberドライバーと何度か連絡している内に残高が危うく。100ルピー追加しようとすると、支払い方法がいくつか選べます。インド人以外は基本クレカ以外に選択肢がなく、
支払いのためのPIN設定を求められ、
PINの設定自体は完了した模様。
クレカ情報を入力、Pay Nowで進むも、エラー!ブランドを変えて試してみましたが全てダメでした。
他にはインドのPaypalこと、Paytmからもチャージが可能なのですが、Paytmも日本発行クレカが使用不可なので一緒でした。ただデビットカードだと認証が通る場合があるとの情報があるので、Debitが届き次第試してみます。
twitterで直接聞いてみましたが、やはりダメなようですね。
@5startraveler Hi! This is to inform you that in order to recharge your airtel prepaid number you can only use a credit card issued by 1/2
— Bharti Airtel India (@Airtel_Presence) 2017年5月22日
@5startraveler an Indian bank. Thank you, Angshumon
— Bharti Airtel India (@Airtel_Presence) 2017年5月22日
WEBでアカウント設定すると詳細情報が参照できる
ちなみに当然ながら、WEBサイトでもairtelのアカウント設定ができ、アプリやモバイル用WEBサイトよりも、様々な情報を見ることができます。
アプリでアカウント設定が終わっていても、別途アカウント解説が必要です。OTPを受信する必要があるので、日本で設定する場合はairtelのSIMに交換しておきます(モバイルデータ通信はOFFにしないと課金されます)。
Registerから登録し、
SMSで送られてくるOTPを入力してSUBMIT、
完了です。
ログイン後のダッシュボードではアカウント情報詳細を見ることができます。まだ通話50分が残っていますね。ちなみにPCサイトからリチャージをしても、同様に日本発行のクレカでは跳ねられました…。
世界各国での国際ローミングにも対応
airtel、思いの外、意外と使えるようで、国際ローミングにも対応しています。対応している国が非常に多い印象です。料金はインドと同様とまではいかないですが、日本のキャリアの国際ローミング料金に比べると遥かに安い設定です。
インドから周辺国を周遊する場合は、日数によってはアリかも知れません。VodafoenアイルランドのRED Roamingと比較して決めるとよいかもですね。
参考 Vodafone アイルランド RED Roaming SIM:購入・登録とアプリの設定方法。世界中で200MB、2.99ユーロ/日から
メニューから「Manage Service」、「International Roaming Packs」へ進み、
国名が表示されているので、選択するとプランを見ることができます。
マレーシア、タイ、スリランカなどはこちらの料金。
ネパール、日本などはこちらのプラン。ちょい割高ですね。
日本でもdocomoの電波にてローミングが可能です。
コメント
先週から仕事でインド入りしました。
デリー空港でエアテルシム購入しようとしたのですが、現金オンリーと言われ、電卓で表示された金額は800ルピーでした。
迎えが来ていたのと、換金所の具合が悪そうだったので購入を断念して、町中でボーダフォンのシムを買ってきてもらいましたが、若干繋がりが悪いかな。
情報どうもです。
恐らくハズレ担当者に無下にされたか、クレカ回線がトラブってたかもですね。。。
こんばんは!
本日の夕方頃、当空港でairtel購入を試みてみたものです。
結論から言いますと、ナシクさんの言われますようにクレカは使えないとのことでした。さらに料金もなぜかUSD20のみ。。なんで??
クレカはともかくインドルピーも使えないなんて、、
USDの手持ちがないので、両替所を探しスタッフに訪ねてみたところ荷物受取にしかなく、ここにはないとのこと。。
仕方ないので、レンタカー会社の並びにあったvodafoneに訪ねてみましたところ、INR1000であるよと言われ、それを購入しました。ただこちらもやはりクレカ使用不可でした。
条件は、1GBで有効期間は1ヶ月でした。
開通はairtel同様に時間がかかるようで、今はつながるのを待っています状況です。
この情報がお役に立てば幸いです。
情報ありがとうございます。
クレカ使えないのもイタイですが、USDのみというのはこれいったい??。ルールが変わってしまったか店側の恣意的な何か意図があるのか。
んーインド難しすです。
[…] インドでも空港で購入できると書いてあるブログ記事がありました。きっとティラキタ買い付け班がレポートを書いた数年前とは事情が変わっているのでしょう。 […]
ムンバイの空港では、INR2,000- / 28days の SIMカードしか扱っておらず、やむを得ずそれを購入しました。
たまたま INR2,000- 札を持ってたので、つい現金で支払ってしまいましたので、カードを受け付けてくれるか否かは不明です。
日本のクレカでは支払できないとのことですが、帰国後、amazon.in でアカウントを作成し、日本のクレカでの支払を設定した後、amazon pay でチャージに成功しました。
ローミングのプランではないので、SMS の受信しかできませんが、docomo/softbank の両方の電波を掴んでくれます。
にしても、日本でのローミングは高いなぁ~。SMS の送信だけでもできると便利なのに…。
余談ですが、帰国時にトランジットで立ち寄ったシンガポールでは特に何の設定(&支払)もなく、普通にローミングできてました。
ムンバイも状況がコロコロ変わるようですね。情報ありがとうございます。