トルコのイスタンブール・アタテュルク国際空港(IST)には、ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空)のラウンジがあります。
2014年のリニューアル工事を経て、超巨大なラウンジへと生まれ変わりました。元々1,100㎡ほどだったものが2階建となり、工事でプラス2,400㎡、計3,500㎡もの広さを誇ります。おそらく大きさとしては世界一かと。
参考 Lounge Istanbul has improved its already high standards!
参考 TURKISH AIRLINES LOUNGE ISTANBUL
その甲斐あってか、SkyTraxから
- “World’s Best Business Class Airline Lounge” 2015, 2017
- “World’s Best Business Class Lounge Dining” 2015, 2016 , 2017
を受賞しています。
参考 Turkish Airlines Press Room
参考 The world’s Best Business Class Airlines in 2017
SkyTraxがもはやモンドセレクション化しているというツッコミはこの際置いとくとしまして、ダイニングに関しては3年連続ということで、確かに力を入れてくれています。
そんなわけで紹介です。
IST:Turkish Airlines CIP Lounge
利用対象者
- Turkish Airlinesエリート会員以上*
- Star Allianceゴールド会員(ANA SFC含む)*
- Star Alliance便ビジネスクラス以上利用者
*同伴者1名までOK
シャワー
- あり
場 所
- イミグレ通過後、左手奥突き当たり
営業時間
- 5:00 a.m. – 01:00 a.m.
参考 IST Ataturk Airport MAP (PDF)
Turkish Airlinesアプリ内のMAPの方がよっぽど分かりやすいです。スタバを通り過ぎて突き当たりです(上のMAPと天地逆)。
国内線ラウンジと到着ラウンジは利用対象者以外でも有料で使用することができますが、この出発ラウンジは利用出来ないようです。
参考 Paid Access to Turkish Airlines Lounges
入口は混んでいる時もありますが、自動改札ゲートがあるので特に用がない場合はスルーをして、チケットだけかざせばスムーズに入れます。
日本のラウンジも早く自動ゲート導入したら良いのにと思うのですが。
こちらは中から見たエントランス。
こちらが全体図になります。左が1階(右下の矢印が入口)、右が地下。
ビリヤードでトムクルーズと対戦も良し。足を組んで読書もよし。
デカイ、広い、とにかくデカイ。通路も広々。
入口すぐ横にロッカーがあるのですが、満杯御礼。
WIFIパス発行マシーンがあったのですが、エラーで使えず。
ただパスワードはその辺りに表示されてまして、WIFIスピードチェック。んー、ギリOKか。
シアタールームもあったり。映画のお供にはポップコーンですね。
通路のスペースを十分に設けながら至る所にソファと机が用意されています。
PCエリアはMac。
天井が高いので余計に開放感を感じました。
無料のマッサージセラピストさんが回っています。頼めば10分ほどやってくれるようです。
シェフが目の前で作ってくれるダイニング
さて、食事。とにかくラインナップが豊富。(*写真は1階と2階が混ざっています)
まずこちらはサラダエリア。具材の数もさることながら・・。
オリーブオイルのこのラインナップ!さすがはオリーブの名産地トルコです。
オリーブオイル大好きな私はテンション上がります。(ちなみに当然ながら空港でオリーブオイルたくさん買いました。トルコならAcid0.3以下でも激安)
また違うサラダエリア。フルーツもあります。
そのままフルーツコーナーも。噛り付きましょう。
トルコといえばお茶。チャイ。
この種類の多さと、急須まで用意。左下のパックは私にはもはや何なのか分かりません。これも茶っ葉なの?
ソフトドリンクや水など。写真にないですがワインも多数ありました。
メインと行ってもよい、シェフがいるダイニングコーナーは1、2階共にあり数カ所に別れています。「Recipe of the Month」と書かれた毎月のメニュー表まである力の入れようなのです!ですので、恐らくこのレポートを見て訪れたとしても、メニューがすっかり変わっている可能性の方が高そうです。
知らない料理が出てきた場合はこのあたりのサイトが参考になりそうです。
まずこちらは、トルコ風ピザこと「Pide(ピデ)」。
長細く薄い生地にツナやビーフなどの各種具材を載せたものです。シェフがひたすら作り続けているのですが、焼きあがるまでに時間が少しかかり、出来上がり前の時間になると自然と行列が出来ていました。並んでおかなければすぐに無くなりますので、食べたい場合は並びましょう。
次のものを作りながらも、焼きあがったものを手際よくカットしていきます。
この時は4種類。並んでいるものの、多少争奪戦の様相になります。
取ってきました。マジ旨し!この時は3回ぐらい並んでしまいました。
さて、こちらは鉄板コーナー(焼き物)。
お肉や野菜(この日はトマト、唐辛子etc)をガシガシ焼いてくれます。こちらも上のピデコーナーと同じぐらいの人気振り。
スパイスもオプションで。
私はこれが一番気に入りました!こちらも2回並んでしまいました!旨しー
ヌードル、パスタコーナーもありました。右手のものは焼きそばに近いでしょうか。
まだあるのです。またシェフがいてくれるのです。
はて、このミニ餃子的なものは何なのか。
「MANTI / homemade Turkish ravioli」トルコ風ラビオリ。はて。
こういうことらしい。ミニ水餃子+ヨーグルト(ニンニク入り)+トマトーソース。へ?
これがまた旨し!マジで!ヨーグルト+ニンニクでお腹の中が発酵発酵。
こちらはスイーツコーナー。トルコのスイーツなのでしょう。私は手を付けず。
ケーキも多数。
トルコ コーヒーをオーダーすべし
ラウンジ内は数カ所に「トルココーヒーコーナー」があります。
ただトルココーヒーは専用のポットを使用するために自分では出来ません。いつもなのか、この日だけなのか、スタッフの人が忙しそうでなかなか現れてくれないので、思い切ってスタッフにお願いしてみると、快く作ってくれました。
コーヒーもソーサーも、まさしくトルココーヒーなのです。
出てきました!
粉が沈んでいるのでかき混ぜてはいけません。本当は飲み終わってからソーサーに粉をひっくり返してコーヒー占いをするらしいです。
色々遊べる地下
こちらは地下へ降りる大きな階段。宇宙、コスモですね。
TV各局流れてますコーナー。
Turkish Airlines OPENコーナー。バーチャル打ちっ放しです。
スロットカーコーナー。
ゲームコーナー。Xboxだったかな。
奥には「Suite」と称したミニホテル的な、寝れる場所があります。注意書きを見ますと
ということらしいです。今年利用するチャンスがあれば良いのですが。
シャワー
シャワーエリアには専用の受付の方がおり、順番に受付ブザーを渡してくれます。この時は15分ほどの待ち時間でした。
確か8部屋ほどあったように思います。
中は十分なスペースがあるものの、ラウンジの豪華さに比べて簡素な作りです。アメニティもそれほど充実していません。
くたびれたガウン。なぜかガウン。
シャンプーとボディーソープ。
トイレ。普通。
ドライヤーはありました。
まとめ
最近のトルコの情勢不安を考えると旅行先としては少し厳しい感じなのですが、乗継ぎであれば、せめてラウンジ内だけでもトルコを感じるということで、訪れるのもアリですかね。
私が利用した際は乗継ぎだったのですが、乗継ぎですらイミグレがパンクしていましたので、ハブ空港としては既ににキャパオーバーだと長く言われていますが、特に改善の兆しがないようです。
スタアラゴールドでFastTrackを使える方は大丈夫ですが、他の方は時間には相当余裕を持っておいた方が良いでしょう。
参考 Change in Fast Track Service Rules
現にこれだけ大きなラウンジでもピーク時には空席が少なかったです。
コメント