下記記事の通り、来年2016年のGWは頑張れば10連休になるということで、早くもその前後の日程は特典航空券の空席がかなり少なくなってきているようです。
▲最大10連休!2016年ゴールデンウィーク特典航空券の争奪戦はもう始まっている!▲
私はクレジットカードのポイントの多くをANAマイルに交換しており、今回もANAでの特典航空券発券をしました。4月からの新ルール適用後の発券は初めてでしたので、色々と調べてみてわかったことを備忘的に。
基本方針としては
- 少ないマイル数
- 少ないサーチャージ
を第一に考えていきます。
提携航空会社特典航空券 必要マイルチャートZone 1-Aと1-Bの違い
このチャート内で日本発着の場合「Zone1」になるのですが、「Zone1-A」「Zone1-B」の2つに分かれています。説明文によると
国際線往復2区間のみの旅程、または、国際線往復2区間に加え日本国内のみで乗り継ぎをしている旅程の場合に適用になります。また、Zone1-Aの設定がない場合にはZone1-Bが適用になります。
とのこと。
今となっては、よく読めばわかるのですが、最初は今いちよく分かりませんでした。ルート検索を色々して分かったのは、こういうことでした。
- Zone1-A:乗継ぎ無しの単純往復(日本国内線乗継ぎはOK)
- Zone1-B:乗継ぎ有りの往復
さて、今回目的地は欧州と決めていましたので、欧州エリア(Zone 7)を見てみますとZone1-AとBで55,000マイルと60,000マイルですので5,000マイルの差があります。
なので、出来れば乗継ぎ無しの直行便で飛んだ方がマイルの節約にはなりそうです。
ANAマイル特典航空券で取れる欧州路線直行便を調査
今回はANAのウェブサイトとスターアライアンスのルートマッピングで調べてみました。他にもう少し効率の良い検索ツールがあれば良いのですが。
まずは、ANAマイルが使える日本発(成田・羽田)の欧州直行便を調べることにしました。前提として、直行便なので必要マイル数は下記のようになります。
- ANA便(自社便特典航空券) :45,000〜60,000マイル(シーズンによる)
- スターアライアンス・提携航空会社 :55,000マイル
また、ANAのマイルを使った他社特典航空券はスターアライアンス加盟エアラインか、ANA独自の提携先エアラインとなります。
しかし日本から欧州へ飛ばしているエアラインは、STAR ALLIANCEの数社になります。
それを踏まえて、下記のような感じです。
航空会社 | 路線 | 機材 | 燃料油・諸税等 |
---|---|---|---|
ANA | HND-LHR(ロンドン) | 773 | ¥46,400 |
ANA | NRT/HND-CGD(パリ) | 787 | ¥31,620 |
ANA | HND-FRA(フランクフルト) | 744/773/787 | ¥35,640 |
ANA | HND-MUC(ミュンヘン) | 789 | ¥33,540 |
ANA | NRT-DUS(デュッセルドルフ) | 787 | ¥33,190 |
ANA | NRT-BRU(ブリュッセル) | 787 | ¥28,150 |
LH | NRT/HND-FRA(フランクフルト) | 744/747 | ¥35,680 |
LH | HND-MUC(ミュンヘン) | 346 | ¥33,540 |
LX | NRT-ZRH(チューリッヒ) | 343 | ¥28,830 |
OS | NRT-VIE(ウィーン) | 772 | ¥32,700 |
SAS | NRT-CPH(コペンハーゲン) | 343 | ¥19,260 |
LO | NRT-WAW(ワルシャワ) | 788 | ¥19,600 |
*燃料油・諸税は往復、データは2015/8/12時点。今後変更の可能性あり
*NRT-BRU線は10/25〜
上記はあくまで直行便の場合の燃料油・諸税ですので、経由便になると更に上がります。
穴場的発見だったのが、LOTポーランド航空のワルシャワ路線です。あれ、こんなの路線あったかなと思って調べてみると、2016/1からの就航予定でした。
あとはチューリッヒ線は空席が本当に見つからないですね。人気なのかマイル開放席数が少ないのか。みんな保険に入りたいのかな。
コードシェア便の扱いはどうなるのか
これは一つ疑問でした。例えばこれ。
- NH6325 NRT-VIE(ウィーン)
この路線はオーストリア航空(OS)とのコードシェア便で、OS52便でもあります。この場合はNH6325、ANA便の特典航空券として予約できるのか。
結果、出来ませんでした。
あくまでOS便、つまり他社特典航空券扱いとなりますね。むしろそちらの方が良かったので困りはしないのですが。
で、2016年GWはどうするのか
- ANA便はGWがもろハイシーズン扱いなので、出来れば避けたい(60,000マイル)。
- ロンドン、ドイツ、フランスは総支払額が比較的高い。
ここでもう一度、新ルールを思い出してもらいたいのですが、オープンジョーは同ZoneであればOKです。(ゾーンを跨いでも片道づつ計算なので実質OKと変わらないのですが)
もう一つ、そもそもはスカンジナビア航空でサーチャージ無しでコペンハーゲンに飛ぶ予定でしたが、4月からサーチャージが必要になってしまいました。
▲【悲報】ANAマイル特典航空券、スカンジナビア航空サーチャージ徴収に改悪▲
ところが、今回調べてみるとそれでもまだ他国に比べると2万円以下と安くすんでいます。
更に、欧州のLCCはめちゃくちゃ安いです。時間かけて電車かバスもありです。
結論
往路 :SAS(スカンジナビア航空) SK984便 NRT-CPH
復路 :LO(ポーランド航空) LO79便 WAW-NRT
必要マイル :55,000マイル
燃料油・諸税等 :¥18,750
オープンジョーにすると、上の表の単純往復より更に支払額が少なくて済みました。GWそのままの日程だと往路の空席がなかったので、ここは妻に更に連休を伸ばす気合の前倒し有休を取ってもらうことを確約し、発券しました。
発券自体はかなり前にしたのですが、すぐに記事にするとただでさえ残席が少ないGWですので、ちょっと日を空けました。
ということで、ANAマイルで欧州を考える際のご参考になればと。
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