台湾では旅行者でも買えるLTE・4GプリペイドSIMが幾つかありますが、私は遠傳電信(Far EasTone)のものを選びました。
遠傳電信の特徴は、データ通信量を使い切ってからの追加容量の有効期間が他社に比べて長く、60日もあるからです。
桃園空港、松山空港でも買えるようですが、かなりの行列だったため私は台北市内のショップで買いました。今回設定で少し躓いたので、同じように躓く人がいるのではないかと思い、設定方法などを含めて紹介します。
遠傳電信のお店
台北市内に遠傳電信のお店はそこらじゅうにたくさんあるので、街中を歩けばすぐ目に入ってきます。GoogleMapでも検索すると沢山でてきます。
今回入ったお店の店員さんは日本語も英語も少しだけ出来たので、スムーズに行えました。もし両方ともダメでも、筆談でだいたい理解してもらえると思います。日本人だというと日本の携帯電話では使えないと最初は断られましたが、手持のiPhoneがSIMフリーであることを伝えて納得してもらえました。
前提として、お使いのスマホがSIMフリーでないと台湾のSIMは利用出来ませんので悪しからず。
遠傳電信のプリペイドプラン
プランは下記の表の通りです。
下調べをしている時に少し分からなかったことがあったのですが、最初にSIMカードを買って契約する際は、いきなり有効期間が60日、90日のプランが選択出来るわけではないのです。最初はどちらのプランを選んでも有効期間は30日になります。この「型」というのがそのまま台湾ドルの価格になります。
遠傳超4代易付卡_300型 | 遠傳超4代易付卡_500型 | |
---|---|---|
価格 | 300台湾ドル | 500台湾ドル |
有効期間 | 30日間 | 30日間 |
データ容量 | 1.2GB | 2.2GB |
音声通話 | 100元 | 195元 |
(遠傳電信宛は2,000元分) | (遠傳電信宛は3,000元分) |
SIM購入後、追加でチャージ(トップアップ)する際のプランが下記となり、ここで60日、90日のプランが選択できることになります。
1.2GBプラン | 2.2GBプラン | 5GBプラン | |
---|---|---|---|
価格 | 180台湾ドル | 300台湾ドル | 699台湾ドル |
有効期間 | 30日間 | 60日間 | 90日間 |
データ容量 | 1.2GB | 2.2GB | 5.0GB |
私はそれなりに使うかなと思いまして、まずは500型2.2GBのプランにしました。
プランを告げると、お店の奥からパッケージを持ってきてくれます。あらかじめ各プランごとにパッケージが分かれているようで、お店によっては在庫にばらつきがあるかも知れません。複数あったので、好きな電話番号を選ばせてくれました。
パッケージはこのような感じです。中の開きや、入っているカードにも同じようにプランの説明が書かれています。
SIMカードはマトリョーシカ方式と言いますか、1枚で標準/micro/nanoの3サイズに対応しており、必要なサイズで抜取るようになっています。写真は店員さんがnanoサイズで既に抜き取った後です。
公式サイトは台湾語のみなので、細かい部分はほぼ分からないです。。
遠傳電信プリペイドSIMの契約には身分証明書が2つ必要
これは他社も同じかも知れないのですが、遠傳電信のプリペイドプランの契約には身分証明書が2つ必要です。私の場合はパスポートと日本の免許証で大丈夫でした。日本の免許証ではダメだという情報もあったので、店員さん次第かも知れないです。
遠傳電信プリペイドSIM購入時の支払方法
支払は現金かクレジットカードでも大丈夫です。ただしダイナース、JCBはダメとのことでした。amexも恐らくダメだと思います。VISA、Masterだと大丈夫でした。
遠傳電信プリペイドSIMのAPN設定
SIMカードを挿すところまではやってくれたのですが、その後のAPNの設定まではしてくれませんでした。とりあえずSIMを刺し終わって、しばらくするとSMSが何通か届きます。全て台湾語です。この中には後ほどのリチャージ時に必要なパスワードも含まれますので、大切に残しておいて下さい。
APN設定は下記の通り行う必要があります。
- APN:internet
- ユーザー名:なし
- パスワード:なし
私はここで躓いたのですが、上記の設定通り行ってもデータ通信が全然行えません。10分ほど掛かるかもと店員さんが言っていたので、暫く待ってみたのですがやはりダメです。
デパートのwifiが拾えたので、そこで調べてみると再起動が必要ということが分かりました。簡単なことなのですが、やはり知らなければここでひかかってしまいました。
再起動をすると、しっかり4Gを掴んでくれました。
遠傳電信の通信速度
遠傳電信は4G/LTE用の周波数として700MHz帯(Band 28) の10MHz幅と1.8GHz帯(Band 3)の20MHz幅を獲得し、この2つの帯域にてサービス提供しています。
キャリアグリゲーションという2つの帯域をまとめる技術を採用しているおかげか、場所によっては街中でも45Mbps/sというかなりのスピードが出ました!
SIMフリーのスマホ持ちで台北旅行へ行かれる方には気軽に購入出来る「遠傳電信のプリペイドSIM」、オススメします!
私は更にアプリからリチャージも行いましたので、次の記事ではさらに便利な遠傳電信アプリの使い方を紹介したいと思います。
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