さて既に様々なところで報じられているとおり、改悪が続いていたユナイテッド航空の特典航空券ですが、起死回生のANA国内線特典航空券、片道5,000マイルというお得なルールへ再び変更されました。
*7/19 コールセンターにて確認できた項目を「ユナイテッド航空特典航空券のルール」に追記しました。
さてこの「片道」という扱いがポイントなのですが、色々なルーティングが出来るようになっています。そこで、9月のシルバーウィークも含めた2015年夏のお得なANA国内線特典航空券を考えてみます。
2016年 ANA国内線特典航空券のブラックアウト期間
さてANA国内線特典航空券にはブラックアウト期間(使用不可期間)の設定があります。
対象路線(発) | 東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸) |
---|---|
2015年 | 5/2、8/8~8/9、9/19、12/29~12/30 |
2016年 | 4/29、5/3、8/11~8/13、12/29~12/30 |
2017年 | - |
対象路線(着) | 東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸) |
---|---|
2015年 | 1/3~1/4、5/5~5/6、8/15~8/16、9/22~9/23 |
2016年 | 1/2~1/3、5/5、5/8、8/13~8/15 |
2017年 | 1/2~1/3 |
私はシルバーウィーク狙いですが、これを見ますと東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸)を対象として、
- 9/19(土)発が不可
- 9/22(火)、23(水)着も不可
ということが分かります。
つまり連休初日に出発がアウトで、連休終わり2日間に帰ってくるのもダメだということです。なかなかうまく出来ていますね。。(涙
ユナイテッド航空特典航空券のルール
お次はユナイテッド航空特典航空券のルールを見てみます。主だったものは下記になります。
- 燃油サーチャージは原則不要
- 片道発券可
- 往復10区間、片道4区間まで
- ダブルオープンジョー可
- ストップオーバー(途中降機)1回可
さらに国内線特典航空券のルールが下記です。(7/19追記)
- 発売日は60日前AM09:00(日本のコールセンター)
- webでの発売日は60日前PM14:00(米中部標準時00:00 *サマータイム時)
- 片道航程でストップオーバーは片道づつ切り分ける。(ex; A-B-Cの航程でBにてSOする場合は、A-Bで1区間、B-Cで1区間)
- 片道をコールセンターにて発券する場合、手数料25$/チケット。
- 往復はWEB発券不可の為、コールセンターにて発券しても手数料免除。
- 往復発券は復路の60日前から発売開始。
気を付けたいのが、ANAでの国内線特典航空券発売日が2ヶ月前AM09:30からなのに対し、ユナイテッドでは60日前の日本時間14:00(サマータイム時)となるので、31日の月が入るとその日数分だけ遅れます。
例えば今回のように9/18のチケットを狙うと、ANAでは7/18から発売になりますが、ユナイテッドでは7/20からとなることです。2日間のタイムラグですので、人気路線の場合はそれなりに大きな差となります。
今回変更になった日本国内線のマイルチャートが下記のとおりです。
Old | New | ||
---|---|---|---|
Economy | 0-800 miles | 5,000* | |
> 800 miles | 8,000 |
*Stopovers not permitted. If an itinerary between 0-800 miles includes a stopover, the higher price of 8,000 award miles each way will apply.
実は今、書きながらこの注意書きに気がついたのですが、なんと日本国内線片道の場合ストップオーバー不可!しかもストップオーバーを含む場合8,000マイルを適用すると書かれていますね。
ちょっとこの記事を書こうと思った時と思惑が大きくずれました。とりあえず書きながら考えます。
実現可能なルートを検討してみる
さて、上記の制限ルールを組み合わせてのルートを考えてみます。私が狙っている9月のシルバーウィークですが、9/19(土)〜23(水)の5連休となります。
こいう時にはANA国内線時刻表が非常に役に立ちますね。
9/18(金)夜の便で出発してしまう
東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸)は9/19(土)発が不可なので、前日18日(金)はノー残業、定時マッハ帰りでそのまま羽田に直行、夜便になんとか間に合わす作戦です。
あるいは1日後倒しで20日(日)出発、3泊4日の旅とするのもありでしょう。
羽田発〜静岡着のルートで札幌、沖縄を狙う
さて、これです。
飛行距離800マイル以下は5,000マイルで発券というルールなのですが、ユナイテッド航空の場合はいつもながら経由便のルーティングがかなりバラエティに富んだものを提示してくれます。
ANAが就航している近場の地方空港であればどこでも良いのですが、関東圏の場合は静岡になると思います。静岡を帰着地にすることで
- 往復ではなく片道扱いで5,000マイルで発券出来る。
- 9/22、23羽田発着不可ルールも回避出来る。
というわけです。静岡からは電車か高速バスで頑張って帰りましょう。
一例を挙げるとこんな感じです。これらが全て5,000マイルです!
- 成田ー新潟ー札幌ー静岡
- 羽田ー広島ー札幌ー静岡
- 成田ー仙台ー札幌ー静岡
- 羽田ー岡山ー札幌ー静岡
- 羽田ー大阪ー札幌ー静岡
- 羽田ー札幌ー静岡
- 羽田ー大阪ー沖縄ー静岡
実はこのルートにもストップオーバー可、要するに沖縄か札幌に滞在出来ると算段していたのですが、まさかの注意書き “Stopovers not permitted” です。
ストップオーバー不可を乗り越える
最初から滞在ありきで羽田ー沖縄なんかで発券すると普通に片道966マイルもあるので、当然ながら片道8,000マイル、往復16,000マイルで出てきます。
今考えうる方法は2つです。日程は9/18(金)発、22(火)か23(水)着、どちらかというと札幌より沖縄寄りの気持ちです。(SO=ストップオーバー)
SO無しで発券。復路便(沖縄ー静岡)のみ後日、日程変更
この場合、コールセンター手数料がいくらか取られると思います。日程変更だけで済んだ場合はSOが入ったということで8,000マイル扱い。
リスクとしては区間を切り分けられ、片道 x2の扱いで8,000マイル x 2 =16,000マイル判定される恐れがあります。事前確認できればいいですが、やぶへびの恐れが強いですね。。。
ここは日本語が話せるアメリカコールセンターが強い味方になってくれるかも知れません。誰か電凸お願いします!
UA日本語デスク :1-800-537-3366
*7/19追記 日本のコールセンターに電話で確認したところ、16,000マイル扱いとなるとのことが確定しました。
羽田ー札幌、札幌ー静岡で片道づつ普通に取る
羽田ー札幌は509マイルですので、5,000 x 2 =10,000マイルです。もう普通に取るかですね。当初の倍となりますが16,000マイルに比べると精神的なダメージは少ないでしょうか。ただ沖縄に比べてホテルが高いのが難点ですね。
まとめ
ホテルだけはキャンセル可のプランで先に抑える
今見るとキャンセル可で安くなっているホテルも少しあるので、どこに行くにしてもリスクヘッジで先にホテルだけは押さえておくのが賢い選択かと思います。
コメント